提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
259101
改訂版標準読み書きスクリーニング検査(STRAW-R)
日本小児精神神経学会
【概要】
○ 「発達障害」は、気づきの段階からの早期発見・早期支援(早期介入)とライフステージを通じた切れ目のない医療支援を含む、連携のある支援 (医療・保健、
福祉、教育、(就労)の 縦横連携) が求められている。
○ 根拠となる法律など:「改訂発達障害者支援法(H28)」 、 「改正母子保健法(H24)」、「成育基本法H30」「今後の障害児支援のあり方(H26.7月 厚生労働省)」
○ 小児の発達心理評価:小児の精神、神経関係学会等での検討を行っている。
⇒ 国際的な検査バッテリーの最新版への切り替え・使用されなくなった旧式の検査の廃止
【検査の概要】
STRAW-Rは、標準化された検査であり、40-45分程度で検査が
可能 D285 検査が容易:80点
【対象疾患】
「学習障害」(ICD-10 コードF81)
・学習障害・発達性読み書き障害・小児失語
【対象人数】
読み書き障害が疑われる児童生徒は約7%と推定されているが、
医療機関を受診して検査を受ける子どもは注意欠陥多動障害
等の疾患の併存例であり、約5,000人
【保険収載が必要な理由・効果】
「発達障害」に分類されている、「学習障害」についての評価方法が統一され
ず、支援方法も進展しないままである。この検査は、「学習障害」の中核であ
る発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)の評価を行う検査方法として
用いられるものであり、近年増え続けている発達障害が疑われる小児の特
徴を医療的な見地からより明確に診断し、その支援につなげるために保険
診療上の心理検査の一つとして収載が必要である。
早期診断により、主に学校(教育)現場において、早期からの適切な指導や
合理的配慮をすることにより、二次障害、併存疾患としてうつ病や不安が改
善し不適応状態の子どもが減る、いわゆる成人期の精神疾患等の発症を減
少できる。
発達性読み書き障害の「読み」障害に関する
出現頻度(世界の障害種の中で最も頻度が高い)
言語圏
英語圏
アラビア語
イタリア語
中国語
ひらがな
カタカナ
漢字
出現頻度
文献など
5-17%
1%
(Shaywitz. 2003)
3.1-3.2%
3.9%
音読0.2%、書字1.6%
音読1.4%、書字3.8%
音読6.9%、書字6.0%
(Farrag AF. 1998)
(Barbiero C. 2012)
(Zhao S. 2013)
(Uno et al.2009)
(Uno et al.2009)
(Uno et al.2009)
早期診断と早期からの切れ目のない支援
・二次障害,併存障害(不安障害、うつ病、適応障害、反抗挑
戦症、素行症など)」を減らす。
・犯罪の減少など経済的損失の減少に繋がる
心理検査(削除提案)使用されていない旧式検査削除
259204:WISC-R 259205:全訂版田中ビネー知能検査
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