提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (120 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
特になし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
国立病院機構北海道医療センター
神経筋/成育センター長
石川悠加
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
神経筋疾患・脊髄損傷の呼吸リハビリテーション
日本リハビリテーション医学会
2014年,35~38ページ,75ページ
4)概要
本ガイドライン(2014)によると,機械による咳介助(mechanical insufflation-exsufflation:MI-E)は,患者の気道に陽圧を加えその後陰圧に
切り替えることにより,肺から高い呼気流を生じさせて自然な咳を補助し,また咳を代行することで,神経筋疾患・脊髄損傷患者の排痰に有効で
ある(推奨度A)。また,気管切開が行われている神経筋疾患・脊髄損傷の患者においては気管内吸引前にMI-Eを使用することを行うよう強く勧
められる(推奨度A)。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン2013
日本神経学会
2013年,121~122ページ
4)概要
球麻痺症状の強い筋萎縮性側索硬化症の患者では,呼吸筋の筋力低下とあいまって痰の喀出困難となり,吸気筋トレーニングは呼吸障害を増悪さ
せるので行わず,気道のクリアランスを保つための排痰訓練と排痰介助を行う。その手法として機械的咳介助(mechanically assisted
coughing, MAC)(エビデンスレベル3)が挙げられている。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン2014
日本神経学会,日本小児神経学会,国立精神・神経医療研究センター
2014年,75~76ページ
4)概要
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者に対し,窒息や気管挿管や気管切開を回避し,非侵襲的換気療法を効果的に活用するために,肺と胸郭の
可動性と弾力を維持し,気道クリアランスを保ち,肺の病的状態(無気肺,気胸,肺炎など)を予防する必要がある。徒手による咳介助で気道ク
リアランスが保てない場合,機械による咳介助(排痰補助装置)を行うとされている(エビデンスレベル3~4)。
1)名称
Effects of mechanical insufflation-exsufflation in preventing respiratory failure after extubation: a randomized controlled trial.
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Miguel, R.G.,Honrado, T., Winck, J.C., et al
Critical Care,16:R48,2012
4)概要
抜管後の再挿管予防に,MI-E が効果的であるかをみたRCT。“コントロール群”と "MI-E 抜管プロトコル群”で,以下の項目を比較した.抜管
後 NPPV 使用は,それぞれ,50%,40%(有意差なし).NPPV 失敗は,65%,14%(P<0.05).人工呼吸使用日数は,17.8±6.4日,11.7±3.5
日(P<0.05).NPPV使用日数は,9.4±4.8日,10.5±4.1日(有意差なし).再挿管率は,48%,17%(P<0.05).NPPV 使用者の再挿管率は,
33%,6 %(P<0.05).抜管後 ICU 在室日数は,9.8±6.7日,3.1±2.5日(P<0.05),全 ICU 滞在日数は,19.3±8.1日,16.9±11.1日(有
意差なし)であった.
1)名称
AARC clinical practice guideline:Effectiveness of nonpharmacologic airway clearlance therapies in hospitalized patients
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Strickland, S.L., Rubin, B.K., Drescher, G.S., et al.
Respir Care, 58; 2187-2193,2013.
4)概要
米国呼吸ケア学会(American association for respiratory care)により、入院を要するあらゆる病態の成人・小児(膵嚢胞線維症以外)に対
して、気道クリアランス治療が、呼吸メカニズムの改善や無気肺、肺浸潤影の改善、ICU 滞在期間の減少、人工呼吸管理時間の減少、酸素化の改
善などの効果を検討した文献のシステマティックレビューを基にガイドラインが作成された。特に神経筋疾患、呼吸筋力低下または咳機能低下の
群、特に咳の最大流量(cough peakflow=CPF) が 270L/min 未満
の例に対する咳介助は、強い生理学的な合理性があると述べられている(2189ページ)。
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
⑭参考文献4
⑭参考文献5
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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