提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
262101
更年期症候群治療管理技術
日本女性医学学会
【技術の概要】
更年期
機能性出血
更年期障害
のぼせ・ほてり、異常発汗、イライラ、関節痛(典型的症状)
⇒ 不眠、倦怠感、疲労感(全身性消耗症状)
⇒ 集中力低下、記銘力低下、家事・仕事の能率低下(日常生活機能障害)
⇒ 不安症状、抑うつ症状(精神的症状)
疾患の温床形成
【既存の治療法との比較】
・更年期には図に示した多彩な症状を呈しQOLを
著しく障害し、骨粗鬆症や動脈硬化症を代表とす
る重篤疾患の温床も形成される。女性ホルモンを
用いた治療はこれら病態を改善させ、高齢化社会
を迎え閉経後女性の活躍を推奨しているわが国に
おける女性の健康寿命の延伸に貢献する。
老年期障害
骨量減少⇒ 骨粗鬆症:橈骨骨折、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折
脂質異常症⇒ 動脈硬化症、冠動脈疾患、脳梗塞
糖代謝異常⇒ 2型糖尿病
【対象疾患】
・更年期症候群
・厚労省人口動態調査(2020年)より推計される対象
者は30万人
女性医学ガイドブック 更年期医療編
2019年度版 P23,日本女性医学学会編
より一部改変
月経不順
エストロゲン分泌
・婦人科又は産婦人科を標榜する保険医療機関に
おいて、更年期症候群の患者であって、ホルモン
剤(更年期症候群に対して投与されたものに限
る)を継続的投与している患者に対して、日本産
科婦人科学会・日本女性医学学会の開催する所定
の講習会を受講した婦人科又は産婦人科を担当す
る医師が、患者の同意を得て、計画的な医学管理
を継続して行い、かつ、療養上必要な指導を行う。
エストロゲン欠乏に起因する症状の加齢に伴う変遷(更年期の障害と老年期の障害)
泌尿生殖器の萎縮⇒
閉経前
萎縮性腟炎、性交痛、膀胱炎、外陰部掻痒症、
過活動膀胱、尿失禁、骨盤臓器脱
精神活動の低下⇒ 認知症
閉経
閉経後
加齢
しかし現在まで、表記の医療技術不足のためエビ
デンスがあり原因療法となるホルモン製剤が処方
されず、対処療法や漢方療法がなされてきた。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・B 医学管理
・3月に1回に限り250点を算定する。(器質性月経
困難症におけるホルモン製剤による治療を行った
857 場合と同程度の難易度の管理と考えられるため)