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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

265103

心臓超音波検査による心臓弁膜症の定量評価法

日本心エコー図学会

【技術の概要】
心臓弁膜症の手術適応は、弁膜症治療ガイドラインに従って重症度
を定量的評価することが要求されている。弁逆流や弁狭窄の定量評
価にはPISA(proximal isovelocity surface area)法とVolumetric法(容積流量
計測)が使用されるが、多数の断面像の描出と複数回の計測が必要で
ある。

【対象疾患】
心臓弁膜症で、外科的治療が予定されている症例
外科的治療にカテーテルを使用した手術を含む。

従来法:最大4断面の描出、計測なし、
時間:5〜7分

【既存の治療法との比較】
従来、心臓弁膜症の重症度評価には視覚的な半定量評価法が使用
されてきた。半定量評価法は簡便であり、1〜2断面像のみで評価
できるが、正確性・客観性に欠けるため、手術が不要な症例が手術
適応と判断されてしまうことがあった。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
弁膜症治療ガイドライン(2020年改訂版)では、心臓弁膜症の重症度
評価には定量評価を行うことがクラスIで推奨されている。この定量
評価は、多数の断層像の描出と、ドプラ法による複数の計測を組合
わせて行う必要がある。通常行われている心エコー図検査よりも、
長い検査時間が必要であるが、診療報酬上は同じ検査として扱われ
ている。検査時間が長くなる分、診療報酬を加点し、不十分な検査で
心臓手術が行われないようにする必要がある。

定量評価法:PISA法 追加で4断面の描出、2回の計測、時間:10分以上
Volumetric法(容積流量計測) 追加で5断面の描出、5回の計測、時間:12分以上

追加で9断面の記録、7項目の計測、20分以上が必要→心臓弁膜症の正確な術前評価に加算を申請
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