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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

265201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

経胸壁心エコー法と経食道心エコー法を同一日に検査した際の診療報酬の個別算定
日本心エコー図学会
03循環器内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

15心臓血管外科
関連する診療科(2つまで)
35臨床検査科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

経胸壁心エコー法と経食道心エコー法を同一日に検査した際の診療報酬の個別算定



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

215-3
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

現在は経胸壁心エコー法(880点)と経食道心エコー法(1,500点)を同一日に施行した場合に片方の診療報酬しか算定できないが、緊急・準緊急で行
う心臓手術の術前検査として行われた場合にのみ両方を個別に算定できるように変更する。

文字数: 112

再評価が必要な理由

経胸壁心エコー法と経食道心エコー法は、同一の超音波診断装置を使用する心臓の検査ではあるが、検査目的と得られる情報が異なる。経胸壁心
エコー法は主に心機能や心不全の評価、弁膜症や先天性心疾患、心筋梗塞や心筋症、心膜疾患などの診断に用いられる。心臓全体を観察して、器
質的および機能的な心疾患を隈なく検出するための検査である。しかし、経食道心エコー法は、心臓弁膜症や先天性心疾患、心内腫瘤などの形態
異常の詳細を観察するために行われる。通常の診療では、まず、経胸壁心エコー法を行い、その結果を医師が確認した後に、経食道心エコー図検
査を施行するべきか検討するため、同一日に施行されることはない。しかし、緊急手術や準緊急手術を要する心疾患、例えば、急性心不全を伴う
心疾患や、塞栓症発症の危険性が高い心血管疾患では、手術の適応や術式を決定するために同一日に両方の検査を施行せざるを得ない場合があ
る。現状では、経食道心エコー法の診療報酬である1,500点を算定し、経胸壁心エコー法の診療報酬である880点は算定することができない。心臓
手術の施行には両方の検査の情報が不可欠であり、術前検査として施行される場合には、同一日であっても、両方の検査の診療報酬を算定できる
べきである。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

経胸壁心エコー法(880点)と経食道心エコー法(1,500点)を同一日に施行した場合に、心臓手術前検査として行われた際には両方の診療報酬を算定
できるように変更する。緊急手術や準緊急手術を要する心疾患では、手術の適応や術式を決定するために同一日に両方の検査を施行せざるを得な
い場合がある。この場合、片方の診療報酬は算定することができないが、心臓手術の施行には両方の検査の情報が不可欠である。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

対象や状況によらず、経胸壁心エコー法と経食道心エコー法を同一日に施行した場合に片方の診療報酬しか算定できない。



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

215-3

医療技術名

経胸壁心エコー法、経食道心エコー法
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 経胸壁心エコー法または経食道心エコー法の内、片方のみの検査で心臓手術を行うことは手術リスクが極めて高く、術後の予後が不良となる。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

弁膜症治療ガイドライン(2020年改訂)では、僧帽弁閉鎖不全の重症度・病因,左室サイス

/
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 機能,左房サイズ,肺高血圧の程度なと
゙を評価するための胸壁心エコー法をclass I、経食道
る。)
心エコー法(3Dを含む)による正確な評価をclass IIaとしている。先天性心疾患や左房内血
栓、左房粘液腫についても同様である。

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