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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (188 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

276201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

肺高血圧症を心大血管リハビリテーションの対象疾患に含める
日本心臓リハビリテーション学会
03循環器内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

15心臓血管外科
関連する診療科(2つまで)
36リハビリテーション科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

肺高血圧症を心大血管リハビリテーションの対象疾患に含める



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

H000
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

肺高血圧症はうっ血性心不全と同様に、呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している疾患である。近年、肺高血圧症に対する運動療
法の有益な効果が報告されている。また、慢性肺動脈血栓塞栓症に対する経カテーテルバルーン肺動脈形成術が実施されている。肺高血圧症に対
する心臓リハビリテーションは、心肺身体機能の向上および予後の改善に有益であり、術後の再入院率の抑制が期待される。

文字数: 186

再評価が必要な理由

肺高血圧症は難治性疾患であり死亡率が高い。近年、肺高血圧症患者における運動療法が安静時及び運動中の心係数を改善し、右心機能の改善を
もたらすことが報告されている(参考文献2,3)。また肺動脈血栓塞栓性肺高血圧症に対する肺動脈バルーン形成術後の心大血管リハビリテー
ションの併用は肺高血圧患者のQOL及び生存の改善に有用であった報告がある(参考文献4)。心不全と同様に肺高血圧に対する心リハは運動耐容
能およびQOLの改善に有用で、将来の再入院の抑制が期待できる。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

肺高血圧症患者における運動療法は安静時及び運動中の心係数を改善し、右心機能の改善をもたらした(参考文献1)。心大血管リハビリテーショ
ンの施行は肺高血圧患者のQOL及び生存の改善をもたらすことが期待できる。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

肺高血圧症

心大血管リハビリテーション



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

H000

医療技術名

心大血管疾患リハビリテーション
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 肺動脈性肺高血圧、肺動脈血栓塞栓性肺高血圧に対する心リハのランダム化比較試験がいくつか報告されている。ランダム化比較試験のメタ解析
において,3~15週間の運動療法を主体とした心リハ実施群で,6分間歩行距離、運動耐容能およびQOLは有意に改善した(参考文献5)。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

「治療により安定状態にある中等症以下の肺動脈性肺高血圧症,慢性血栓塞栓性肺高血圧
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 症に対し,経験豊富な施設において監視下での運動療法を考慮する」。「バルーンを用い
る。)
た肺動脈拡張術により肺循環動態が改善された慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対し,経験豊
富な施設において監視下での運動療法を考慮する」はクラス2a

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