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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑥普及性

年間対象患者数(人)

15,456人

国内年間実施回数(回)

46,368回

※患者数及び実施回数の推定根拠等

国内新規乳癌患者予測数(92,300人/年)x浸潤癌率(80%)xHER2陽性率(21%)xトラスツズマブ投与前・中・後の3回計測

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

米国心エコー図学会・Recommendations for Cardiac Chamber Quantification by Echocardiography in Adults:An Update
from the American Society of Echocardiography and the European Association of Cardiovascular Imaging2015年版
に、標準的左室期収縮機能指標として計測が推奨されている。検査の原理の理解は容易でハイエンド心臓超音波診断装置に
は計測機能が標準搭載されている。訓練を受け心臓超音波に熟達した検査者であれば安定した結果報告が可能である

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

循環器内科があり、内科(消化器内科、呼吸器内科、血液腫瘍内科)、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、泌尿器科、整形
外科のいずれかを標榜する医療機関で、化学療法を年間20例以上施行している施設。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

臨床検査技師(心エコー図検査に精通) 1名、循環器内科医師1名(循環器内科専門医または超音波専門医)

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

米国心エコー図学会・Recommendations for Cardiac Chamber Quantification by Echocardiography in Adults、並びに参
考文献1、参考文献2,参考文献3。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

通常の心臓超音波検査と同等で、検査に伴う副作用の報告はほとんどない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

なし



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

250点

その根拠

GLSの測定には通常の心臓超音波検査に追加で7分間を必要とする。経胸壁心エコー法(880点)に要する時間である約25分か
ら換算すると246点に相当する。これに心臓超音波診断装置の購入に関わる費用4点を加算した。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分をリストから選択

番号

該当せず。

技術名

該当せず。

具体的な内容

該当せず。

減(-)

プラスマイナス

予想影響額

予想影響額(円)

19,422,000円

その根拠

加算250点×10円/点×検査回数46,368回/年=115,920,000円/年、削減効果:化学療法関連心筋障害の抑制数309人(投与例
の2%)×治療費300円/日x4年=135,342,000円

備考

乳癌へのトラスツズマブ治療で試算:HERA試験におけるCTRCD発症率3%、SUCCOUR試験のGLS測定による低減効果58%,HERA試験
疾患無生存期間中央値5年

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
心臓超音波診断装置(ストレイン解析装置付き)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

1)収載されている

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

米国および欧州各国で診療報酬として加算されている。

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

なし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本癌学会・日本臨床腫瘍学会・日本消化器病学会・日本乳癌学会・日本肺癌学会・日本血液学会など

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