提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (164 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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腎容積を 半自動解析ソフト(SYNAPSE VINCENT® )を用いて測定したところ、回転楕円体より正確に測定することができ
た。Novel semi-automated kidney volume measurements in autosomal dominant polycystic kidney disease Chapman
AB et al., Clin Exp Nephrol. 2018, 22(3): 583-590
3
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
年間対象患者数(人)
44,000
国内年間実施回数(回)
30,800
進行度評価のためのバイオマーカーとして
TKV(total kidney volume)が標準であり,経時的フォローには
単純CT あるいはMRI が適切である.わが国の難病指定基準にTKV
やその経時的変化が必要であることを考慮すれば,少なくとも年
1 回は行うべきである.
※患者数及び実施回数の推定根拠等
・対象患者数:約100,000人
国内のADPKD患者数はこれまで4,033人に1人とされていたが、最近の報告では733〜1,481人とこれまでより3倍〜6倍の患
者数がおり、透析患者を除くと約8万〜17万人程度の患者数と推計される。令和3年度のADPKD指定難病受給者証所持者数は
12,164人であり、平成30年度は9,190人であり年々1,000人程度増加している。令和5年どは14,000人程度の患者数と推定さ
れる。
指定難病受給申請のためには増大率の測定が必要であり、少なくとも2回の腎容積測定が必要となる。受給者証非保持者
(腎容積が条件を満たさないなど)においても、腎予後予測のために腎容積測定が必要である。受給者証非保持で非透析患
者数は約7万〜16万人と推計される。
・年間実施回数:30,800回
本技術を用いた測定は全ての医療施設で可能ではないため普及率を70%と想定する。
受給者証保持者は1年に1回腎容積を測定すると考えると、国内年間実施回数を9,800回と推測する。
受給者証非保持者の30%の患者が腎容積を測定すると考えると、少なくとも3万件の測定があると推計される。そのうち70%
が測定すると、21,000回
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
手動面積測定法はCTまたは、MRIの画像スライスごとに腎臓をトレースして行う。腎容積を測定する技術に関しては解析
ワークステーション設置施設であれば実施可能である。ADPKDの腎臓は通常の腎臓よりかなり大きく、形状が歪で有る為、
より薄いスライスで広範囲に撮影する必要が有る。このため、解析対象の画像スライス枚数が多くなり、読影者の労力を要
する。加えて、ADPKDは肝嚢胞を合併する頻度が高く、肝嚢胞と腎嚢胞の境界を判断するには熟練を要する。腎臓に特化し
た画像解析ソフトを使用することで、測定者毎の誤差を生じることもなく、測定時間も短縮さされるが、ソフトウェア導入
に対する設備投資が必要である。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
特になし
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
特になし
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
特になし
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
特になし
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
特になし
E
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
500
その根拠
手動面積測定法を行う場合、トレース作業、肝嚢胞との鑑別作業で、解析には55分程度の時間を要するため、読影者のの労
力考慮した。ソフトウェアを使用する場合、時間短縮となるが、ソフトウェア導入に必要な設備投資金額を考慮した。
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
区分をリストから選択
番号
該当なし
技術名
該当なし
具体的な内容
該当なし
増(+)
プラスマイナス
予想影響額
なし
予想影響額(円)
15,400,000
その根拠
1回の加算点数
備考
特になし
500 点×年間検査頻度30,800回
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