提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (162 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
272201
アルブミン非結合型ビリルビン
日本新生児成育医学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
ビリルビン脳症(核黄疸)は,アルブミン非結合型ビリ
ルビン(アンバウンドビリルビン、以下、UB)の神経毒性
に起因する中枢神経系の障害で、早産児を中心として
生後2週間以後の低ビリルビン血症性のビリルビン脳
症が報告されている。その原因は低アルブミン血症に
よるUBの増加等が考えられている。従来の非抱合型ビ
リルビン(間接ビリルビン)を用いた治療基準では予防
できず、UBを用いた新たな基準※で予防する必要が
ある。そのため、の保険適応期間の制限を設けずアルブ
ミン非結合型ビリルビンを算定できることが望まれる。
現在、ビリルビン脳症(核黄疸)を予防するための治
療は、「光療法(Lowモード)」、「光療法(High モー
ド)」、「交換輸血」が広く行われている。
生後2週間以後にUBの増加を認めた場合でも、治
療法は従来と変わらない。
【対象疾患】
新生児黄疸
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
アルブミン非結合型ビリルビンは、診察及び他の検査
の結果から、核黄疸に進展するおそれがある新生児
である患者に対して、生後2週間以内に経過観察を行
う場合に算定が認められている。採取した血液を遠
心分離して得た血清をUBテストと反応させ、専用測
定器機(UBアナライザー)にて酵素法にて測定する。
点数:135点/回
※ 「早産児ビリルビン脳症(核黄疸)診療の手引き(47ページ)」から一部抜粋
修正週数に従って,治療基準値が変わる
TB:総ビリルビン,UB:アンバウンドビリルビン
1) 血清TB値,UB値の基準値は,出生時週数と修正週数で表
に従って判定する。
2) 表の値は,Lowモード光療法(Low PT)/Highモード光療
法(High PT)/交換輸血(ET)の適応基準値である。
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