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提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (90 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

European headache federation consensus on the definition of resistant and refractory
migraine.

2)著者

Sacco S, Lampl C, Amin FM, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Headache Pain. 2022 Oct 12;23(1):133.

4)概要

難治性片頭痛の定義に関して、ヨーロッパの頭痛専門医がDelphiシステムによってコンセンサスを作成。この中で、
"resistant migraine"を3種類以上のクラスの片頭痛予防薬を使用しても3ヶ月間連続で生活に支障のある (debilitating)
片頭痛を呈する日数が1ヵ月に8日以上ある状態、"refractory migraine"を使用することのできる全てのクラスの片頭痛予
防薬を用いても6ヶ月間連続で生活に支障のある片頭痛を呈する日数が1ヵ月に8日以上ある状態とそれぞれ定義した。ま
た、生活に支障のある片頭痛とは2種類以上のトリプタンを適切に使用してもコントロール出来ない発作と定義されている
(p133)。

1)名称

慢性頭痛の診療ガイドライン2021

2)著者

慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

医学書院; 2021 p. 2-473.

4)概要

(版権の関係で印刷は不可)わが国で国内外のエビデンスに基づいて作成された頭痛性疾患の診療ガイドラインである。頭痛
ダイアリーの重要性(p32-33)、片頭痛の診断(p88-90)、健康寿命、QOLの阻害(p110-112)、共存症(p115-116)、脳梗塞発
症リスク(p125-130)ならびに標準的治療(急性期治療p134-193;予防療法p194-263))、三叉神経自律神経性頭痛の診断と
治療(p288-324)が掲載されている。

1)名称

Migraine education improves quality of life in a primary care setting.

2)著者

Smith TR, Nicholson RA, Banks JW.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Headache 2010 Apr;50:600-612.

4)概要

医師と患者のための教育プログラム(MMMP)の効果を評価した。
主要評価項目は、3、6、12ヵ月後の頭痛日のベースラインからの変化とした。
副次的評価として、片頭痛関連障害、生活の質の変化、などを評価した。
片頭痛患者284人がMMMPに参加し、最終的に228例(80%)から頭痛頻度、頭痛関連障害スコアを得た。
結果:全般的に、被験者の46%(n=106)は、頭痛頻度の50%以上の減少を報告した。
12ヵ月にわたり、被検者は頭痛発作の減少とHIT-6、MSQスコアの改善を認めた(P<.001)
また、被検者の頭痛に関する不安、頭痛マネージメント能力、頭痛医療に対する満足度が有意に改善した。MMMPにより患者
は頭痛のマネージメントに関する認識および感情的側面が改善し、さらに頭痛発作の頻度も改善した。

1)名称

Improving medication adherence in migraine treatment.

2)著者

Seng EK, Rains JA, Nicholson RA, Lipton RB.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Curr Pain Headache Rep 2015 Jun;19:24.

4)概要

片頭痛や他の一次性頭痛の治療の成功に医学的アドヒアランスが重要である。
頭痛治療におけるアドヒアランスの改善には、診療計画の立案、モニタリング、処方の最適化、患者指導、患者のセルフマ
ネージメントの技術を改善することが有用である(p 24, Table1)

1)名称

Brief intervention by general practitioners for medication-overuse headache, follow-up after 6 months: a
pragmatic cluster-randomised controlled trial.

2)著者

Kristoffersen ES, Straand J, Vetvik KG, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Neurol 2016 Feb;263:344-353.

4)概要

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、MOH)に罹患している患者において短時間の介入(brief intervention:BI、1
回の診察につき10分程度の指導を実施)の長期の効果を集団無作為抽出試験として検討した。
25,486例の患者を50施設において、MOHのスクリーニングを実施した。MOH患者を診療している医師のうち、23人がランダム
にBI実施のトレーニングを受け、27人は通常通りの診療を行った。
BI介入6ヵ月後の主要評価項目は、1カ月あたりの頭痛日数および服薬日数の変化とした。75例のMOHがランダムにBI群(30
例)と通常診療群(45例)に割りつけられた。BI群は主要評価項目でいずれも通常診療群より有意に良好な成績を示した
(p< 0.001-0.018)。頭痛日数、服薬日数はBI群で通常群より各々5.9(95%CI;1.1-10.8)日/月、6.2(1.1-11.3)日/月
多く減少していた。(p 351, Table 2)
慢性頭痛の寛解はBI群では63%、通常群では11%にみられた(p<0.001)。
MOH治療におけるBIの効果は6ヵ月後にも持続している有用な方法である。

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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