提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
266102
難治性片頭痛・三叉神経自律神経性頭痛指導料
日本神経学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
12神経内科
29脳神経外科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
難治性片頭痛・三叉神経自律神経性頭痛指導料
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
令和4年度
有
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
有
支障度の高い片頭痛・三叉神経自律神経性頭痛 (群発頭痛等)症例に対して、明確な問診、検査の選択を行い、頭痛関連専
門医として総合的に病状を評価して治療方針を決定する。患者に説明や助言を行い、継続的に指導管理する。
文字数: 105
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
片頭痛, 三叉神経自律神経性頭痛 (群発頭痛等)
難治性片頭痛、三叉神経自律神経性頭痛 (群発頭痛など)は支障度が高く、QOL阻害や労働生産性の低下が大きく経済損失の
原因にもなる。片頭痛は特に若年女性では非常に支障度が高く、女性活動社会実現の障壁ともなっている。頭痛の診療ガイ
ドライン2021が公開されており、CGRP関連抗体薬などの新薬が使用可能になっており、片頭痛と三叉神経自律神経性頭痛の
診療は進歩している。適切な診断を行って、それぞれの患者の病態に応じて最適治療を選択することで治療成績が向上し、
患者のQOLや労働日数の損失が軽減し、経済効果をもたらす。さらに、不必要な医療機関の重複受診の抑制により医療費削
減にも貢献する。
文字数: 291
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
難治性片頭痛、三叉神経自律神経性(群発)頭痛等でセルフケアでは日常生活に著しい支障があるもの。
片頭痛は閃輝暗点、拍動性頭痛、悪心、嘔吐、光過敏、音過敏を主症状とする神経疾患で大脳における皮質拡延性抑制と脳
硬膜における三叉神経血管系の神経原性炎症ならびに、三叉神経および中枢の感作現象が病態の中心と考えられている。消
炎鎮痛薬や片頭痛特異的治療薬トリプタン等により比較的容易に治療できる患者もあるが、重度の頭痛発作が頻発し、標準
的治療に反応しない難治例も少なくない。三叉神経自律神経性頭痛は、群発頭痛、慢性発作性片側頭痛などを含む疾患概念
で、三叉神経系および副交感神経系の活性化が中心的病態である。小児から高齢者まで罹患者があるが、中年以降の働き盛
りの年代に難治例が多い。したがって、社会全体の経済性に悪影響を及ぼしている。男女ともに罹患するが、片頭痛は女性
に多い。頭痛患者のQOL、健康寿命は阻害されている。Years Lived with Disability (YLD: 障害生存年)の観点からは、片
頭痛による疾病関連のburdenは全疾患中第2位であり、15~49際の女性では第1位にランクされている(Steiner T, 2020)。
本指導料の対象となる難治性片頭痛の定義は、2020年にEuropean Headache Federationが発表した"resistant migraine"の
定義に従う (Sacco S, et al. 2020)。すなわち、3種類以上の片頭痛予防薬で治療が奏功せず、3ヶ月間連続で生活に支障
のある (debilitating)片頭痛日数が1ヵ月に8日以上存在する状態である。また、生活に支障のある片頭痛発作とは、2種類
以上のトリプタンを適切に使用しても、生活障害が存在するコントロール不良の発作をさす。一方、三叉神経自律神経性頭
痛の代表疾患の群発頭痛については、群発期にある症例を難治性の対象とする。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
該当せず。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
その他(右欄に記載する。)
番号
該当なし。
医療技術名
該当なし。
既存の治療法・検査法等の内容
該当する技術は保険収載されていない。
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