提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
266202
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
薬剤投与用胃瘻造設術
日本神経学会
04消化器内科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
12神経内科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
薬剤投与用胃瘻造設術
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
K664-3
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
提案するのは、抗パーキンソン剤レボドパ・カルビドパ水和物製剤を経胃瘻空腸投与するための現行項目である薬剤投与用胃瘻造設術に、経皮的
胃壁腹壁固定法の増点である。これは、胃瘻造設前に、胃壁と腹壁を経皮的に固定することにより、術中だけでなく、胃瘻孔が確立するまで胃壁
と腹壁の解離を防ぎ、胃瘻カテーテルの自己抜去があった場合にも汎発性腹膜炎などの重篤な合併症を予防することができる。
文字数: 187
再評価が必要な理由
薬剤投与用胃瘻造設術は抗パーキンソン剤レボドパ・カルビドパ水和物製剤を経胃瘻空腸投与する目的で胃瘻造設を行った場合に限り算定できる
が、使用する胃瘻カテーテルは専用の製品で、手技はPull法での造設であるため、胃壁腹壁固定具が製品に含まれていない。そのため、胃瘻孔が
確立する前の早期胃瘻カテーテルの自己抜去があった場合には腹膜炎をきたす可能性があり、医療機関によっては安全性を確保するために固定具
を自院負担で使用しているのが現状であり、胃壁腹壁固定具の増点が望まれていた。
2022年4月の改定にて薬剤投与用胃瘻造設術を経皮的内視鏡下に行う場合においては、予め胃壁と腹壁を固定すること。と通知にて追記された。
現在点数に評価されていない胃壁固定具を別途準備する事が必須となった為、胃壁固定具分1,200点の増点が妥当と考える。
【評価項目】
・薬剤投与用胃瘻造設術は抗パーキンソン剤レボドパ・カルビドパ水和物製剤を経胃瘻空腸投与する目的で胃瘻造設を行った場合に限り算定でき
る。
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
・薬剤投与用胃瘻造設術の胃瘻カテーテルは専用の製品で、手技はPull法であるため、胃壁腹壁固定具が製品に含まれていない。胃瘻造設前に、
胃壁と腹壁を経皮的に固定することにより、術中だけでなく、胃瘻孔が確立するまで胃壁と腹壁の解離を防ぎ、胃瘻カテーテルの自己抜去があっ
た場合にも汎発性腹膜炎などの重篤な合併症を予防することは重要である。
・2022年4月の改定にて薬剤投与用胃瘻造設術を経皮的内視鏡下に行う場合においては、予め胃壁と腹壁を固定すること。と通知にて追記され
た。現在点数に評価されていない胃壁固定具を別途準備する事が必須となった為、胃壁固定具分1,200点の増点が妥当と考える。
・K664のうち、経管栄養のためのK664胃瘻造設術(6,070点)では、胃瘻造設手技は一般的にイントロデューサー法であり、イントロデューサー
法は胃壁腹壁固定が必須であるため胃瘻チューブ製品に胃壁腹壁固定具が付属している。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
・対象患者:空腸投与用レボドパ・カルビドパ水和物配合剤を投与する患者。
空腸投与用レボドパ・カルビドパ水和物配合剤:デュオドーパ配合経腸溶液(効能効果:レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で 十分な効
果が得られないパーキンソン病の日内変動(wearring-off現象)の改善)
・内視鏡を用いて専用の胃瘻チューブでPull法による胃瘻造設後に、透視を併用して空腸カテーテルを十二指腸及びトライツ靭帯を超えた薬剤吸
収部位である空腸内までカテーテルの先端をすすめて留置する。
・算定時の留意事項:通知
(1) 薬剤投与用胃瘻造設術を経皮的内視鏡下に行う場合においては、予め胃壁と腹壁を固定すること。
(2) レボドパ・カルビドパ水和物製剤を経胃瘻空腸投与する目的で胃瘻造設を行った場合に限り算定する。算定に当たっては、診療報酬明細書
の摘要欄に経胃瘻空腸投与が必要な理由及び医学的な根拠を詳細に記載すること。なお、薬剤投与用胃瘻造設術で用いるカテーテル及びキットの
費用は所定点数に含まれ別に算定できない。
(3) 当該療養を行う際には、胃瘻造設の必要性、管理の方法及び閉鎖の際に要される身体の状態等、療養上必要な事項について患者又はその家
族等への説明を行うこと。
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
K664-3
医療技術名
薬剤投与用胃瘻造設術
899