提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (135 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
1,641,205,642円
その根拠
当該撮像画像の相互利用することが認められれば、その医療費削減効果は④で示すとおり約16億円以上と推測される。
備考
特になし
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
FFRCTを施行し、その他の検査が不要となったにもかかわらず、必要のない追加検査を行う不正な施設があると医療費削減はできない。このた
め、令和4年度の改訂の際に、「機能的虚血診断に基づいて冠動脈狭窄はあるがPCIまたはCABGを施行しなかった(DEFER)症例が前年度に10例以上
あること(症例リスト提出を課する。)」という要件をFFRCTの施設基準に加えている。
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特になし
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
1)名称
Real-world clinical utility and impact on clinical decision-making of coronary computed tomography angiography-derived fractional
flow reserve: lessons fromthe ADVANCE Registry
2)著者
Fairbairn TA, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Eur Heart J. 2018. 39(41): 3701-11
4)概要
冠動脈CTにて冠動脈疾患と診断された5,083症例を登録した(日本・米国・EU)。冠動脈CTによる治療方針では,約58%で追加の検査が必要と判断
されたが、FFRCTを追加することで、63%の治療方針が変更され、そのうち追加検査が必要と判断されたうち、約70%は追加の検査不要で、薬物治
療での経過観察となった。FFRCTを追加することで全体として約64%が薬物治療での経過観察となった。FFRCT陰性群の90日間の心血管イベントは0
であった。
1)名称
Cost analysis of non-invasive fractional flow reserve derived from coronary computed tomographic angiography in Japan
2)著者
Kimura T, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Cardiovasc Interv Ther. 2015. 30(1):38-44.
4)概要
本邦でFFRCTを施行した254例の解析では、FFRCTを診断に用いることにより、侵襲的冠動脈造影(以下ICA)と比較して、1年間で32%のコストダウ
ンが得られ、19%心血管イベントが抑制されると推測された。
1)名称
Antiplatelet therapy and stent thrombosis after sirolimus-eluting stent implantation.
2)著者
Kimura T, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Circulation. 2009. 119(7):987-95.
4)概要
本邦でSirolimus-eluting stent(SES)が留置された10,778症例のレジストリー研究。本要望書作成において、本研究の患者背景のCABGの既往歴
がある症例(7.3 % )及び2枝以上にステントが留置されている症例(19 %)を参考とした。
1)名称
Clinical outcomes of fractional flow reserve by computed tomographic angiography-guided diagnostic strategies vs. usual care in
patients with suspected coronary artery disease: the prospective longitudinal trial of FFR(CT): outcome and resource impacts
study.
2)著者
Douglas PS, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Eur Heart J. 2015. 36(47):3359-67.
4)概要
584例の新規の狭心症患者を対象とし従来の診断法とFFRCTを用いた診断法を比較した前向き研究。本要望書作成において、本研究における冠動脈
CTA画像不良のためFFRCTが解析不能であった症例の割合(10.4%)を参考とした。
1)名称
2022年JCSガイドラインフォーカスアップデート版「安定冠動脈疾患の診断と治療」
2)著者
中埜 信太郎、香坂
3)雑誌名、年、月、号、ページ
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/03/JCS2022_Nakano.pdf
4)概要
FFRCTはクラスIIa、エビデンスレベルBで推奨。
⑭参考文献4
⑭参考文献5
俊
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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