よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

1)名称

腎生検ガイドブック2020

2)著者

日本腎臓学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

腎生検ガイドブック2020、東京医学社

4)概要

腎生検は難病指定腎疾患等の確定診断におけるゴールドスタンダードであるが、腎臓は体深部に存在するため適切な組織採取が困難であり、かつ
血流量が多い臓器であるため出血リスクが高い。そのため適切な診断に必要な腎組織を安全に採取するためには、熟練した腎臓専門医や泌尿器科
専門医の指導の下で、複数の医師と看護師などがチーム医療により検査を実施する必要がある。標準的な検査法や生検後の安静、出血などの合併
症の対策を明確に示している。

1)名称

エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2020、東京医学社

2)著者

厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)「難治性腎障害に関する調査研班」研究代表 成田一衛

3)雑誌名、年、月、号、ページ

エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2020、東京医学社

4)概要

本ガイドラインで「IgA腎症の確定診断のためには腎生検が必須である」とされ、「予後評価や治療法選択を臨床所見や検査所見から飲み判断す
るのは不十分と考えられるので、組織も評価するために腎生検を考慮する」と記載されている。腎生検組織診断と重症度分類などが記載され、広
く日本の診療現場で活用されている。1990年代以降、RA系阻害薬の投与やステロイド療法が積極的に行われ、IgA腎症患者の予後は改善してい
る。また、エビデンスに基づき、成人と小児のIgA腎症治療をClinical Question形式でまとめ、推奨グレードを示している

1)名称

Significance of the duration of nephropathy for achieving clinical remission in patients with IgA nephropathy treated by
tonsillectomy and steroid pulse therapy

2)著者

Ieiri N 他

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Clin Exp Nephrol. 2012 Feb;16(1):122-9

4)概要

口蓋扁桃摘除術+ステロイドパルス治療を受けた IgA腎症患者830名の観察研究。平均観察期間81.6ヶ月において534例(64.3%)の蛋白尿と血尿
が寛解した。 検尿異常発症後3年以内に治療を受けた338例では295例(87.3%)の尿異常が寛解した(概要図)。

1)名称

Association Between Tonsillectomy and Outcomes in Patients With Immunoglobulin A Nephropathy

2)著者

Hirano K 他

3)雑誌名、年、月、号、ページ

JAMA Netw Open. 2019 May 3;2(5):e194772

4)概要

2002年から2004年の間に腎生検で確定診断されたIgA腎症患者1065人を対象に、扁桃摘出術の有効性を解析した。腎生検による確定診断がなされ
たIgA腎症症例に対しては、扁桃摘出術という日本で施行可能な治療により、腎不全移行へのリスクを軽減できる。

1)名称

Recent therapeutic strategies improve renal outcome in patients with IgA nephropathy

2)著者

Komatsu H 他

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Am J Nephrol. 2009;30(1):19-25

4)概要

腎生検時の血清クレアチニン値が2.0mg/dLみまんのIgA腎症患者304例を、1981~1995年の間に診断されたE群と、1996~2006年に診断されたL群に
分け、治療法や予後を比較。ステロイド治療やRA系阻害薬の使用がL群で有意に多く、10年腎生存率はE群の75.2%に比較してL群では95.2%と有意
に予後が改善していた。

⑭参考文献1

腎生検ガイドブック改訂委員会

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

976