提案書05(0802頁~0998頁)医療技術評価・再評価提案書 (145 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
http://www.nice.org.uk/guidance/ng69/resorces/eating-disorders-recognition-and-treatment-pdf-1837582159813
ジ13、推奨1, 3, 5.
4)概要
英国のNICEガイドラインにおいて、成人の神経性やせ症に対する心理的治療の第一選択は、摂食障害に焦点化された認知行動療法(CBT-ED)、
モーズレイ式成人神経性やせ症治療(MANTRA)、専門家による支持的臨床マネジメント(SSCP)のいずれかが推奨される。小児や若年者の神経性
やせ症に対する心理的治療の第一選択は、神経性やせ症に焦点化された家族療法(FT-AN)である。もし、FT-ANが無効ないし利用できない場合は
(CBT-ED)が推奨される。
1)名称
厚生労働科学研究費補助金 障害者政策総合研究事業(精神障害分野)「摂食障害の診療体制整備に関する研究」分担研究
報告書。摂食障害診療体制整備のための指針作成に関する研究―摂食障害の全国疫学調査中間報告―
2)著者
安藤哲也、菊地裕絵、立森久照、川上憲人、吉内一浩、中里道子、新津富央
3)雑誌名、年、月、号、ページ
総合研究報告書p29-40 .
4)概要
全国の20床以上の病院の精神科、心療内科、小児科、内科、産婦人科11,766施設から無作為抽出した5220施設に診断・性別受診患者数を問う一次
調査を実施した。2563施設(49.1%)から回答を得た。2014年10月から2015年9月までの1年間の受診患者数の推計は神経性やせ症12,674人、神経
性過食症4,612人、過食性障害1,145人、他の特定される3,992人、分類不能3,630人であった。
1)名称
A randomised controlled trial of three psychological treatments for anorexia nervosa
2)著者
S, Byrne, T. Wade, P. Hay et al
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Psychological Medicine, 2017
4)概要
神経性やせ症患者120人(BMI16.7±1.22)を対象に無作為化比較試験で摂食障害の認知行動療法改良版CBT-E(39人)、専門家による支持的臨床
マネジメントSSCM(40人)、モーズレイ式成人神経性やせ症治療MANTRA(41人) 、の三つの外来治療法で効果を比較した。完遂率はCBT-E66.7%、
SSCM57.5%、MANTRA56.1%であった。平均のセッション回数の中央値はいずれも25回であった。治療終了12ヶ月後に、健康体重(BMI>18.5)に回復
した率はCBT-E59.0%、SSCM47.5%、MANTRA59%、体重回復のみならず、摂食障害の症状、精神病理を含めた寛解率はCBT-E30.8%、SSCM32.5%、
MANTRA20%であった。
1)名称
Implementation of enhanced cognitive behaviour therapy (CBT-E) for adults with anorexia nervosa in an outpatient eating
unit at a public hospital.
2)著者
Frostad S, Danielsen YS, Rekkedai GA et al
⑭参考文献1
⑭参考文献2
Nice guideline NG69 Eating Disorders: recognition and treatment (2017)
National Institute for Care and Health Excellence, UK
ペー
⑭参考文献3
⑭参考文献4
disorder
Journal of Eating Disorders, 6:12, 2018
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
公立病院の摂食障害ユニットの外来で神経性やせ症で認知行動療法改良版(CBT-E)を開始した患者のうち半数が治療を完遂し、そのうち77.3%が
治療終了12カ月後に体重が正常範囲(BMI>18.5kg/m2)に回復した。このころからCBT-Eは比較的容易に公立病院の外来のセッティングで実施可能
で半数程度が完遂でき、完遂者は体重を回復し、費用が掛かり、生活を中断する入院治療を避けることができると結論付けた。
1)名称
Comparative efficacy and acceptability of psychological interventions for the treatment of adult outpatients with anorexia
nervosa: a systematic review and network meta-analysis
2)著者
M Solmi, T D Wade, S Byrne, C Del Giovane, C G Fairburn, E G Ostinelli, F De Crescenzo, C Johnson, U Schmidt, J Treasure, A
Favaro, S Zipfel, A Cipriani
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Lancet Psychiatry 2021; 8:215-24
4)概要
成人の神経性やせ症の薬物および非薬物治療のランダム化比較試験のシステマティックレビューとネットワークメタアナリシスにより治療効果と
治療からの脱落率を調べた。摂食障害に特異的な心理療法は通常治療よりも良好なアウトカムを示したが、心理療法間でアウトカムに大きな差は
なかった。摂食障害に焦点化された認知行動療法は精神分析的療法に比較して有意に脱落率が低かった。
⑭参考文献5
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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