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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価

主務大臣による評価

業務実績
的に行うこ
と。
保有資産の
有効活用にも
取り組むこ
と。
一般管理費
(人件費、公
租公課、病院
支援業務経費
及び特殊要因
経費を除
く。)につい
ては、中期目
標期間の最終
年度におい
て、平成30
年度と比べ、
5%以上節減
を図ること。
上記1及び
2の取組によ
り、各年度の
損益計算にお
いて、機構全
体として経常
収支率を10
0%以上とす
ること。

自己評価

上記のとおり、患者確保、費用削減などの取組を行ったものの、経営の主軸となる医業収
支は▲325億円と、極めて深刻な状況となったが、新型コロナウイルス感染症関係の補助
金の獲得などにより、一時的な結果として、経常収支47億円、経常収支率100.4%と
目標を達成した。(対前年度▲540億円)
しかし、他疾患病床を転用してでも同感染症患者の積極的な受入を行ったことの影響によ
り、コロナ収束後であっても患者数が回復する見込みが立たず、医業収支をコロナ前の水準
まで回復させることは容易ではなく、今後、資金残高の大幅な減少を余儀なくされるおそれ
が高いため、引き続き、NHOの理念に基づく取組を進めていくこととしている。
【経常収支】
587億円
47億円

【経常収支率】
105.4%
100.4%

【費用のうち運営費交付金の割合】
【経常費用】
・令和4年度
0.3%
10,849億円
・令和5年度
0.2%
10,811億円

【運営費交付金額】
31億円
26億円

・令和4年度
・令和5年度

【経常(医業)収益】
11,436(10,108)億円
10,857(10,190)億円

3.病床機能の見直し・効率的な病棟運営
NHOでは、SUREプロジェクトの理念に基づく病院経営方針を踏まえ、各病院それぞ
れが収支均衡に取り組むこととしている中で、患者の受療行動が新型コロナウイルス感染症
流行前の水準まで戻ることが見込めないといった厳しい環境が続く可能性を見据え効率的な
人員配置や収益に見合った費用の実現のため、本部から各病院に対し、結核病棟のユニット
化等による病棟集約、患者数・患者の重症度に応じ急性期一般入院料1の7:1看護配置か
ら急性期一般入院料2の10:1看護配置への移行等を検討するよう周知を行った。
4.投資の促進と効率化
NHOの投資は、厳しい経営状況等に鑑み、医療機能の維持や地域医療構想に基づく機能
変更・法令対応等に係る投資を基本とし、法人全体の資金状況を踏まえ設定した投資枠に基
づく投資を行った。
令和5年度は、法人全体の資金状況を踏まえ、投資枠を拡大することで、570億円を投
資決定した。(令和4年度投資決定額は488億円)
また、医療機能を維持するための投資を着実に行う厳しい措置だけでなく、短期間に投資
回収が可能となることで更なる資金獲得が期待できる整備への投資を行った(投資回収性が
高い投資案件への投資決定額:15.6億円)。
加えて、医療機器については、各病院の投資において、資金余力を踏まえながら、投資の
優先順位を明確にして計画的な投資を行っていくため、病院毎の投資枠を示した。

150

評定