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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (152 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績
さらに、収益性を高める投資を促進するため、直接投資効果による投資回収期間が短い案
件について病院毎の投資枠とは別に重点投資枠を設定して投資を行った(令和5年12月新
設、令和5年度実績2.1億円)。
そのうえで、医業収支黒字病院における建物の給水・給湯・空調設備など1億円未満の単
純更新及び5,000万円未満の医療機器等(大型医療機器を除く)への投資については、
投資の迅速性と事務作業の効率化のため病院の裁量として協議を不要とすると共に、普及が
進む内視鏡手術用支援機器の導入にあたり医師確保等の特別な事情を踏まえることができる
よう、投資基準について柔軟な運用を可能とした。
【地域医療構想等を踏まえた整備事例】
・NICU、GCU、MFICU整備(小倉医療センター)
当該病院は、地域周産期母子医療センターとして、北九州市ではシェア1位(40.
0%)であり、地域で唯一、分娩件数が増加していた。また、母体搬送によるハイリスク
分娩の患者数も増加傾向であった。
また、周産期病床の増床について、北九州周産期母子医療協議会及び地域医療構想調整
会議を経て、一般病床をNICU、GCU、MFICUに転換するための病棟改修整備に
ついて投資決定した。
【令和5年度の投資決定】
令和5年度では、引き続き法人の資金状況を踏まえながら、医療機能の維持や地域医療
構想に基づく機能変更・法令対応等に係る投資を基本として、真に必要な整備内容か精査
をしつつ、これらにかかる投資を着実に行う一方、地域医療構想への対応に必要な整備や
短期間で投資回収が可能な整備等、更なる資金獲得が期待できる投資効果の高い整備への
投資を行った 。
5.本部出資金の運用
投資は医療機能の維持等を基本としている一方、感染防止対策の強化や地域医療構想への
対応など先を見据えた取組が必要であるが、外来棟については約半数が耐用年数を過ぎ雨漏
り等の老朽化が顕著となっており、特にセーフティネット系病院等を中心として、自力での
償還が困難となっているところもある。
このような状況にあっても、医療機能の向上を図り、安定的・継続的な地域医療の提供を
実現するため、セーフティネット系病院等を中心として積極的に外来棟等の感染防止対策や
老朽化対策のための改修整備を進める方針とした。そのため、本部・病院間の資金のやりと
りの工夫と一部の病院からの拠出により自ら資金を捻出し、国等からの補助金に頼らない
「本部出資金」を令和3年度に創設し、感染防止対策整備や老朽化対策整備について、10
7病院に63.2億円の投資を決定した。
令和5年度おいても、引き続き整備を進め、累計で53.1億円の整備が完了した。

151

主務大臣による評価
自己評価
評定