資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (165 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》 |
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中期目標
中期計画
年度計画
主な評価指標
法人の業務実績・自己評価
業務実績
(3)外部のデータベースとの連携(再掲)
令和元年度より厚生労働省からの補助事業として、MID-NET(※1)を活用した
医薬品等の安全対策の高度化を図ることを目的に、国立病院機構診療情報集積基盤(NC
DA)で解析している各種医療データを医薬品医療機器総合機構(PMDA)のMID-
NET側で解析が可能となるように変換し、提供することで、統合解析(※2)するため
の環境を構築する「医療情報データベース連携推進事業」を開始した。
NCDAから抽出されるデータをMID-NETの分析用データセットと同様の形式に
変換するための医療情報データベース連携用変換ツールを作製し、PMDAのMID-N
ET側で実施した利活用がNCDA側にて同様の利活用結果が得られるか検証できるよう
に調整を進め、令和3年度は、医薬品製造販売後調査、GPSP省令(※3)対応に対応
すべく、PMDA、MID-NETの体制を参考とし、整備すべき事項等を双方で協力し
て確認を行った。令和4年度は、令和5年度のレセプトとDPCの連携データ提供の運用
開始に向けて、調整、準備、GPSP省令対応のため各種規程・手順書の整備を進めた。
令和5年度は、レセプト及びDPCデータの提供に向けた調整、テスト等を行い、10月
に運用を開始した。これに伴い、データの利活用の前提となる情報提供のための秘密保持
契約を12社と締結し、うち1社については利活用に向けた審査手続きの準備を進めてい
る。
NHOの「NCDA」は、MID-NETより中小規模の病院が多く、慢性期疾患のデ
ータも多く含まれているため、NCDAとMID-NETを連携し、統合解析するための
環境を構築することは、医薬品等の品質、有効性及び安全性を確保するための医薬品の製
造販売後調査等のデータ規模拡大やその他利活用可能データの拡充につながり、医薬品の
有害事象リスクの把握、その安全対策の影響評価、処方実態の確認などの「リアルワール
ドデータ」(※4)の実用化に向けて貢献できる。
※1MID-NET:厚生労働省の事業で構築されたデータベースシステムで、国内
の医療機関が保有する電子カルテやレセプト等の電子診療情報
をデータベース化して、それらを解析するためのシステム。
※2統合解析:各医療情報がどのような関係で成り立っているのかを調べる
※3GPSP省令:医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令。
※4リアルワールドデータ:臨床研究、治験等以外の日常診療で得られた医療情報
(4)診療情報データベースの利活用の推進(再掲)
医療の質の向上、臨床研究の推進、効率的な病院経営に資するため、NHO診療情報デ
ータベース(※)に格納されたデータを適切に利活用する際の手続き及び遵守すべき事項
等の必要な事項を平成28年度に定め、診療情報の利活用を推進している。
※診療情報集積基盤(NCDA)及び診療情報分析システム(MIA)
164
主務大臣による評価
自己評価
評定