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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

(3)調達の
効率化
公正かつ透
明な調達手続
による適切
で、迅速かつ
効果的な調達
を実現する観
点から、調達
等合理化計画

(3)調達の <評価の視点>
効率化
・ 公正かつ透
公正かつ透
明な調達手続
明な調達手続
による適切
による適切
で、迅速かつ
で、迅速かつ
効果的な調達
効果的な調達
を実現する観
を実現する観
点から、調達
点から、調達
等合理化計画
等合理化計画
に基づく取組

に基づく取組 に基づく取組
を着実に実施 を着実に実施
する。
する。

を着実に実施
しているか。

主務大臣による評価
自己評価

(3)調達の効率化
年 度 計 画 の 目 評定
1.「調達等合理化計画」に基づく取組について
標を達成した。
競争性のない随意契約及び一者応札・一者応募となった契約については、これまで「独立
行政法人の契約状況の点検・見直しについて」(平成21年11月17日閣議決定)に基づ
き、競争性のない随意契約から一般競争入札等への移行(真にやむを得ないものを除く)、随
意契約事由等の妥当性、及び真に競争性が確保されている一般競争入札等であるかの観点から
の点検等を行ってきた。
また、「令和5年度独立行政法人NHO調達等合理化計画」(令和5年6月28日)にお
いて、一者応札・一者応募の適正化を重点的に取り組む分野とし、公告から開札までの入札公
告期間や、契約締結から履行開始までの契約準備期間の十分な確保などについて、各病院等の
契約審査委員会及び本部の契約監視委員会において点検等に取組んだ。
なお、令和5年度の競争契約に占める一者応札件数の割合は18.3 %であり、評価指標
(競争契約に占める一者応札件数の割合を平成28年度から令和元年度までの4ケ年平均と
同程度又は低下させる)を達成することはでき、これは公告期間中に複数の業者に声を掛け
たものの、人員が割けないため新規案件を取らない、物価上昇等により経営が悪化している
ため落札できる可能性が低い案件には応札しないといった理由で入札に参加しない業者が増
えたことなど、一時的なやむを得ない理由によるものである。
2.ニチイ学館からの違約金の納付について
株式会社ニチイ学館(以下「ニチイ」という。)と株式会社ソラスト(以下「ソラスト」と
いう。)は共同して、複数の公的病院等が入札等の方法により発注する医事業務について、受
注予定者を決定し、当該受注予定者が受注できるようにすることにより公共の利益に反して
医事業務の取引分野における競争を実質的に制限していた。この行為は独占禁止法第3条の
規定(不当な取引制限の禁止)に違反するものであったため、公正取引委員会は令和4年1
0月17日にニチイに対して排除措置命令及び課徴金納付命令を行った(ソラストは課徴金
減免制度が適用され、排除措置命令及び課徴金納付命令は免除)。
これを受けてNHOにおいても、令和4年10月18日からニチイに対して12か月、ソ
ラストに対して6か月の指名停止措置を行った。
また、NHOの2病院が契約していた医事業務委託について上記行為が行われていたこと
が認められたことから、契約相手であったニチイに対して、契約書の規定に基づき、違約金
を科し、令和5年5月31日に納付された(合計106,308,288円)。
こういった不正行為も受けて、NHOは契約書における談合等の不正行為に係る違約金に
関する条項を改正し、違約金の率を契約金額の10%から20%に引き上げた。
なお、ニチイ及びソラスト(当時の社名は日本医療事務センター)は、過去にも同様に、
ほか2社と共同して、国立病院等が発注する医事業務について受注予定者を決定し、当該受
注予定者が受注できるようにしていたため、公正取引委員会は平成12年3月30日に独占
禁止法第3条の規定(不当な取引制限の禁止)に違反したとして排除措置勧告を行ってお

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