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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価

主務大臣による評価

業務実績

自己評価

を進めた。「臨床評価指標Ver.5」では、これまでの臨床評価指標の枠にとらわれない
改定を目標として、国内外で使用される指標の調査など事前の情報収集を進めた。臨床評価
指標Ver.5では多様化する病院機能を評価する指標、患者向けの指標など、新たな視点
から既存指標の定義見直しと新規指標の作成を行った。新指標29指標(血液培養実施時の
2セット実施率、誤嚥性肺炎の30日以内の予定外再入院、入院後せん妄ハイリスク患者へ
の専門対策実施率など)を加え、合計110指標で計測指標を設定した。令和5年度におい
ては、NHO外部にはこの110指標の計測結果をすべて公開し、そのうち17指標につい
ては病院名付きで公表した。

評定

<NCDAを活用した指標例>
・糖尿病患者におけるHbA1c値コントロール率
・中心静脈カテーテル留置後の感染症の発生率
4.外部競争的資金をもとにした研究活動による医療政策や医療の質への貢献
文部科学省科学研究費補助金を申請することができる文部科学大臣の指定機関として、N
HOでは計89施設で科学研究費補助金の申請が可能となっている。
令和5年度においても厚生労働科学研究費、文部科学研究費、日本医療研究開発機構研究
費等の競争的研究費の獲得に向け積極的な応募等に取り組み、NHO全体で総額23.1億
円の外部競争的資金を獲得した。
【外部競争的資金の獲得状況】
令和4年度 1,388件 24.3億円
→ 令和5年度 1,327件
5.電子カルテ情報の収集・分析をするためのIT基盤構築について

23.1億円

<評価の視点>
・ 今後標準規
格となること
が予定されて
いるHL7F

(1)NHO診療情報集積基盤(NCDA)の拡大
「世界最先端IT国家創造宣言」(平成27年6月30日閣議決定)においてNHOに
対して求められている「電子カルテデータを標準的な形式に変換して出力・集積する事業
を先行的に実施し、対象病院を順次拡大できる汎用的な手順書を作成して公開する」とい
う我が国の電子カルテデータ標準化の全国普及・展開に資するため、国の補助金を得て平

HIR準拠規
格を用いたデ
ータ収集が可
能となるよう
検討を進めて
いるか。

成27年度に構築した厚生労働省が推奨しているSS-MIX2標準規格を用いて電子カ
ルテ情報を収集・集積するIT基盤(国立病院機構診療情報集積基盤(NCDA))を令
和4年度も引き続き運用するとともに、この電子カルテデータ標準化のためのIT基盤構
築事業を発展・充実させるため、事業参加病院数を、令和5年度に1病院を追加し、77
病院となった。また対応ベンダ数も主要7社でNCDAとの接続試験を引き続き行うとと
もに、平成29年度に当初は収集できなかった診療経過記録や退院時サマリ、

84

年度計画の目
標を達成した。