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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (72 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

③ エイズへ
の取組推進
ブロック拠
点病院におい
ては、HIV
裁判の和解に
基づき国の責
務となった被
害者の原状回
復に向けた医

③ エイズへ
の取組推進
ブロック拠
点病院におい
ては、被害者
の原状回復に
向けた医療の
取組を着実に
実施し、全科
対応による総

療の取組を着
実に実施する
とともに、エ
イズ患者及び
HIV感染者
を含め、高齢
化等個々の状
態に応じて適
切に対応でき
るよう、必要

合的な診療、
治験等の臨床
研究、医療従
事者の人材育
成と研修会等
の実施など必
要な取組を進
める。

な人的・物的
体制整備の
下、引き続き
全科対応によ
る診療等の総
合的な診療、
治験等の臨床
研究、医療従
事者の人材育
成と研修会等
の実施、エイ
ズ医療ネット
ワークの活用
等による情報
収集・提供な
ど必要な取組
を進める。



主務大臣による評価
自己評価

エイズへの取組推進

評定

1.エイズへの取組

日本で診療中のHIV感染者/AIDS患者の9割以上がエイズ診療拠点病院(以下、拠
点病院)で診療を受けており、他国に比べ、その把握率が高く、我が国では治療普及率が高
い要因の1つとされている。
NHO病院は全国で68施設、47都道府県中、38都道府県で選定されている(令和6
年3月時点)。
特に、全国を8ブロックに分けてそれぞれブロック拠点病院が設置されており、そのうち
4ブロックで仙台医療センター、名古屋医療センター、大阪医療センター、九州医療センタ
ーの4病院がブロック拠点病院に指定されている。それぞれ仙台医療センター約200名、
名古屋医療センター約1,600名、大阪医療センター約2,700名、九州医療センター
約600名の定期通院患者を診察しており、定期通院が必要なHIV患者の5分の1はこれ
らの病院でフォローしていることとなり、まさに、全国のHIV診療の均てん化、地域での
医療提供、普及啓発、人材育成等の拠点として貢献している。
また、NHOの病院において、多くのHIV患者を診察していることから、厚生労働科学
研究におけるHIVに関する複数の研究班において中心的な役割を果たしており、調査研究
などを実施しエイズに係る施策の基礎資料を提供し、必要な取組を提案している。HIVが
不治の病から慢性疾患へと移行する中で、NHOの医師が研究代表者を務める研究班が、合
併症への対応、チーム医療の必要性等を取りまとめ、ウイルス疾患指導料のチーム医療加算
として診療報酬上でも評価されている。
<評価の視点>
・ ブロック拠
点病院にて、
被害者の原状
回復に向けた
医療の取組を
着実に実施
し、全科対応
による総合的
な診療、治験
等の臨床研
究、医療従事
者の人材育成
と研修会等の
実施など必要
な取組を進め

2.ブロック拠点病院と中核拠点病院の連携
各ブロック拠点病院においては、中核病院等に対してエイズ医療の均てん化や連携を図る
ことを目的とした研修・会議を令和5年度も引き続き積極的に実施した。
【仙台医療センター】
・東北ブロックエイズ拠点病院等連絡会議:2回
・東北エイズ/HIV臨床カンファレンス:1回
・東北HIV診療ネットワーク会議:1回
・東北HIV/AIDS看護研修:1回
・東北HIV看護連絡会議:1回
・東北HIV/AIDS薬剤師連絡会議:1回
・東北HIV/AIDS心理職・福祉職連絡会議:1回
・東北ブロック中核拠点病院等HIVカウンセラー連携会議:1回
・東北HIV/AIDS歯科診療連絡協議会:1回
・HIV/AIDS包括医療センター出張研修:2回
・長期療養とリハビリ検診会(集合開催):1回
・薬学部学生実習 HIV講義:3回

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年度計画の目
標を達成した。