よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

<評価の視点>
・ 臨床評価指
標の新規項目
開発・見直し
を行うととも
に、特に重点
的に取り組む
べき指標を選
定して、臨床
評価指標を活
用したPDC
Aサイクルに
よる継続的な
医療の質の改
善を促進して
いるか。あわ
せて、各病院
の委員会活動
から得られた
改善事例を全
病院で共有し
ているか。ま
た、取組によ
る成果を取り
まとめ情報発
信している
か。

主務大臣による評価
自己評価

5.「臨床評価指標」を用いたPDCAサイクルによる医療の質の向上の推進
年 度 計 画 の 目 評定
NHOにおいて、各病院が自らの医療の質の実態を知り、問題解決を行い、医療の質の向
標を達成した。
上を図っていくためのツールとして活用されることを目的として「臨床評価指標」を開発して
いる。
本中期目標期間では、「医療の質の改善事業」を引き続き実施していくとともに、令和2
年度より、各病院が特に重点的に取り組むべき「重点指標」を選定して、臨床評価指標を用い
たPDCAサイクルによる継続的な医療の質の改善を促進している。令和5年度においても、
令和4年度に引き続きクオリティマネジメントセミナーを開催し、改善事例や優れた取り組み
を行った病院の事例を共有し、情報発信した。
【特に重点的に取り組むべき指標】
・急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始率
・外来糖尿病患者に対する管理栄養士による栄養指導の実施率
・市中肺炎(重症除く)患者に対する広域スペクトル抗菌薬の未処方率
・重症心身障害児(者)に対するリハビリテーションの実施率
・パーキンソン病患者に対するリハビリテーションの実施率
・統合失調症患者に対する抗精神病薬の単剤治療の実施率
・手術ありの患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
・広域スペクトル抗菌薬投与患者に対する細菌培養実施率
・安全管理が必要な医薬品に対する服薬指導の実施率
・バンコマイシン投与患者の血中濃度測定率
・がん患者の周術期医科歯科連携実施率
・入院患者における総合満足度
・外来患者における総合満足度
6.「臨床評価指標」による計測の実施
NHOが提供する医療の質を可視化し向上を図るため、平成18年度より「臨床評価指
標」を開発し計測を続けている。
令和4年度に「臨床評価指標Ver.5」を開発することを臨床評価指標評価委員会に諮
り承認されたため、新規指標の開発を進めた。「臨床評価指標Ver.5」では、これまで
の臨床評価指標の枠にとらわれない改定を目標として、国内外で使用される指標の調査など
事前の情報収集を進めた。多様化する病院機能を評価する指標、患者向けの指標など、新た
な視点から既存指標の定義見直しと新規指標の作成を行った。新指標29指標(血液培養実
施時の2セット実施率、誤嚥性肺炎の30日以内の予定外再入院、入院後せん妄ハイリスク
患者への専門対策実施率など)を加え、合計110指標で計測指標を設定した。令和5年度
においては、NHO外部にはこの110指標の計測結果をすべて公開し、そのうち17指標
については病院名付きで公表した。

30