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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

(1)診療情
報の収集・分
析と情報発信
機能の強化
リアルワー
ルドデータ
(実診療に基
づき得られた
データ)を用
いた研究を推

(1)診療情
報の収集・分 <評価の視点>
析と情報発信 ・ 病院ネット
機能の強化
ワークを最大
リアルワー
限活用し、診
ルドデータ
療情報データ
(実診療に基
バンクによる
づき得られた
レセプト、D
データ)を用
PC調査デー
いた研究を推
タに加え、S

進するため、
病院ネットワ
ークを最大限
活用し、電子
カルテデータ
等の診療情報
データの分析
を更に充実す
る。これによ
り、引き続き

進するため、
病院ネットワ
ークを最大限
活用し、診療
情報データバ
ンクによるレ
セプト、DP
C調査データ
に加え、SS
-MIX2標

臨床評価指標
等の作成・公
表及び臨床疫
学研究を推進
し、質の高い
標準的な医療
の提供に役立
てるととも
に、診療情報
の分析結果や

準規格を用い
た診療情報集
積基盤(NC
DA)による
電子カルテ情
報の収集・分
析を行い、臨
床評価指標等
の作成・公表
及び臨床疫学

いる。患者数や在院日数、疾患別患者シェア、SWOT分析、診療圏及び患者住所地の地図
情報へのマッピングなど分析内容は多岐にわたり、令和5年度も引き続き診療機能分析レポ
ートを作成した。診療機能分析レポートは令和3年度からは紙媒体からデータ分析ツールT
ableauを利用したブラウザベースのオンライン版へ移行した。これまで紙媒体として
提供してきた、全NHO病院の分析を総括した「全病院編」、個別のNHO病院ごとに診療
情報を詳細に分析した「個別病院編」、年度ごとに特色あるデータ分析を行った「特別編」
の構成はオンライン版でも踏襲しつつ、内容の統合・改廃を行った上で、デジタル版診療機
能分析レポートの提供を行ってきた。分析対象は全NHO病院として、地域におけるNHO
病院の医療提供状況の可視化、そこからNHO病院の役割と位置づけの把握に資することを
目標として、下記内容を掲載した。

基礎情報の提
供を行うこと
により、我が
国の医療政策
の形成・評価
に貢献する。
その際、電

研究を引き続
き実施すると
ともに、今後
標準規格とな
ることが予定
されているH
L7FHIR

<NHO病院の診療状況の可視化>
患者数や患者特性をはじめとした患者基本情報、診療行為、加算、薬剤処方、手術などの診
療報酬請求情報をもとに、「診療内容や診療経過は他院と比べて違いがあるか」、「地域の連
携体制はどの程度進んでいるか」、「どの分野の診療が多く行われているか」などの視点から
分析を行った。対象は、全NHO病院であり、NHO内の同規模病院や自院の診療状況の比較
も可能な分析を行った。

S-MIX2
標準規格を用
いた診療情報
集積基盤(N
CDA)によ
る電子カルテ
情報の収集・
分析を行って
いるか。

主務大臣による評価
自己評価

(1)診療情報の収集・分析と情報発信機能の強化
1.EBM 推進のための診療情報分析
NHO本部ではNHO病院のDPC・レセプトデータを収集して診療情報データベースを
構築している。診療情報分析部ではそのビッグデータを用いた臨床疫学研究の実施・支援及
び「診療機能分析レポート」作成を行っている。
(1)診療情報データベースを利活用した臨床疫学研究
NHO本部が各NHO病院から収集している診療情報は、MIA及びNCDAという診療
情報データベースに集積されている。EBM推進の観点から、NHOの診療情報データベー
スを利活用した査読付き英語原著論文の出版が近年活発になってきている。令和5年度はN
HO所属の医師や研究員が第一筆頭著者や責任著者、最終著者として研究を主導して、診療
情報データベースを利活用した査読付き英語原著論文は4本出版することができた。研究の
形態としては本部研究員によるもの、NHO病院所属の医師からの利活用申請、外部の大学
や製薬企業からの利活用申請に応じた共同研究が含まれており、データ利活用の件数及び研
究形態の多様性が年々拡大している。
(2)診療機能分析レポート
平成23年度から診療情報データベースを活用して、全国のNHO病院の診療の現状を分
析した「診療機能分析レポート」を作成して、NHO病院の診療の質や経営改善に活用して

81

評定
年度計画の目
標を達成した。