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資料2-2 令和5年度業務実績評価書(案) (86 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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3.各事業年度の業務に係る目標、計画、業務実績、年度評価に係る自己評価
中期目標

中期計画

年度計画

主な評価指標

法人の業務実績・自己評価
業務実績

主務大臣による評価
自己評価

紹介状データについても集積ができるよう改修したことで、より精度の高い臨床疫学研究
等の実施が可能になるデータベースとして運用している。さらに、今後標準規格となるこ
とが予定されているHL7FHIR準拠規格について、データ収集が可能となるよう、導
入に向けた検証を行った。

評定

【NCDA保有患者データ数(実患者)】
令和4年度末 360万人 → 令和5年度末 410万人
(うち新規1病院 2万人)
(2)NCDAを活用した災害時診療情報の抽出等
NCDAの標準化機能を活かして、様々なベンダの電子カルテから災害診療記録用の
電子フォーマットの出力が可能となるよう対応モジュールをバージョンアップし、災害時
に必要な診療情報の自動抽出化等の開発及び検証を行い、その結果を導入手順書として公
開している。
NCDA参加病院(令和5年度末:77病院)のうち、災害拠点病院を中心に74病院
(前年度比:+1病院)で本モジュールを導入済みである。
本モジュールの活用により、被災地の病院での医療ニーズをNHO本部で集計すること
が可能になり、本部が病院に代わり災害対策本部へ必要な情報を提供する等、災害時の病
院の後方支援に役立てている。
<評価の視点>
・ NCDAと
独立行政法人
医薬品医療機
器総合機構
(PMDA)
が運営・管理
するMID-
NETのデー

(3)外部のデータベースとの連携
令和元年度より厚生労働省からの補助事業として、MID-NET(※1)を活用した
医薬品等の安全対策の高度化を図ることを目的に、国立病院機構診療情報集積基盤(NC
DA)で解析している各種医療データを医薬品医療機器総合機構(PMDA)のMID-
NET側で解析が可能となるように変換し、提供することで、統合解析(※2)するため
の環境を構築する「医療情報データベース連携推進事業」を開始した。
NCDAから抽出されるデータをMID-NETの分析用データセットと同様の形式に変
換するための医療情報データベース連携用変換ツールを作製し、令和2年度は、PMDA
のMID-NET側で実施した利活用がNCDA側にて同様の利活用結果が得られるか検

タを連携し、
統合解析した
データの提供
を開始してい
るか。

証できるように調整を進め、令和3年度は、医薬品製造販売後調査、GPSP省令対応に
対応すべく、PMDA、MID-NETの体制を参考とし、整備すべき事項等を双方で協
力して確認を行った。令和4年度は、令和5年度のレセプトとDPCの連携データ提供の
運用開始に向けて、調整、準備、GPSP省令(※3)対応のため各種規程・手順書の整
備を進めた。令和5年度は、レセプト及びDPCデータの提供に向けた調整、テスト等を
行い、10月に運用を開始した。これに伴い、データの利活用の前提となる情報提供のた
めの秘密保持契約を12社と締結し、うち1社については利活用に向けた審査手続きの準
備を進めている。
85

年度計画の目
標を達成した。