資料1-2-3-6 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過) (292 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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や脳画像で他疾患を示唆する所見なく、全身性エリテマトーデスに伴
う神経精神症状と判断。蛋白尿に関して、ループス腎炎を想定。ネフ
ローゼ症候群に至っていた。サイトメガロウイルス感染症もないと判
断して、メチルプレドニゾロン大量静注療法とプレドニゾロン 50
mg/日を継続。
2022/05/02 シクロホスファミド大量静注療法施行。プレドニゾロン
併用し 6 か月継続予定とした。
2022/05/12 尿蛋白 0.22 g/gCr、C3 97mg/dL、C4 17 mg/dL、赤沈 50
mm/時など改善傾向を得た。後遺症として失禁、観念運動失行が残
る。数年かけて改善することを期待して治療を継続。
認知機能障害、全身性エリテマトーデス、脳炎・ 脳症、ネフローゼ症
候群の転帰は、後遺症あり。転倒、自動車自損事故の転帰は、不明。
追跡調査を試みたが、報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
【検査結果】
CLcr 75.6 mL/分、尿蛋白 4.66 g/gCr、尿β2-MG 24,600 mcg/L、赤
沈 85 mm/時。
血液:Hb 10.2 g/dL、白血球 4,400/mcL、血小板 22.4 万/mcL、PT-INR
0.87、APTT 34.8 秒(対照 27.9 秒)、FDP 8.8 mcg/mL。
生化学:TP 6.7 g/dL(Alb 49.8、α1 4.4、α2 11.9、β 10.6、γ
23.3%、M(-))、BUN 13.4 mg/dL、Cr 0.53 mg/dL、ALP 45 U/L、AST
53 IU/L、ALT 25 IU/L、LDH 250 IU/L、UA 6.0 mg/dL、CK 97 IU/L、
Na 132 mEq/L、K 3.5 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 7.8 mg/dL、LDL 86
mg/dL、HDL 39 mg/dL、TG 128 mg/dL、Glu 94 mg/dL(食前)、HbA1c
6.8%、Fe 30 mcg/dL、Fertin 525 ng/mL、VitB1 44.3 ng/mL、VitB12
1,500 pg/mL、葉酸 20.2 ng/mL。
免疫学:CRP 1.24 mg/dL、Cryoll(-)、抗甲状腺 POD(-)、抗甲状腺
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