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令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集) (167 ページ)

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出典情報 令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集)(5/24)《日本医師会》
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る。(看護師が報告した結果に基づく病状等の診断については、医師が行う必要が
ある。
)
また、患者が休日や夜間に診療を求めて救急に来院した場合、事前に医師との連
携の下で診療の優先順位の決定(トリアージ)に係る具体的な対応方針を整備して
おくことにより、看護師が、当該対応方針に基づき、病歴聴取、バイタルサイン測
定等の結果を踏まえて、診療の優先順位の判断を行うことも可能である。
2) 助産師
① 院内助産
院内助産とは、緊急時の対応が可能な医療機関において、助産師が妊産褥婦とそ
の家族の意向を尊重しながら、妊娠から産褥1か月頃まで、助産ケアを提供する体
制をいう。
「院内助産・助産師外来ガイドライン 」
(※)を参考に、院内助産の
開設・運営に取り組むことにより、助産師の専門性の積極的な活用を図ることは、
産科医師の業務負担軽減にも資すると考えられる。
② 助産師外来
助産師外来とは、緊急時の対応が可能な医療機関において、助産師が産科医師と
役割分担をし、妊産婦とその家族の意向を尊重しながら、健康診査や保健指導を行
う体制をいう。
「院内助産・助産師外来ガイドライン 」
(※)を参考に、助産師
外来の開設・運営に取り組むことにより、助産師の専門性の積極的な活用を図るこ
とは、産科医師の業務負担軽減にも資すると考えられる。
(※)平成  年度厚生労働省看護職員確保対策特別事業「院内助産・助産師外来
ガイドライン 」
(KWWSVZZZPKOZJRMSVWIVHLVDNXQLWVXLWHEXQ\DKWPO)
3) 薬剤師
① 周術期における薬学的管理等
周術期における薬剤管理等の薬剤に関連する業務として、以下に掲げる業務につ
いては、薬剤師を積極的に活用することが考えられる。
ア 手術前における、患者の服用中の薬剤、アレルギー歴及び副作用歴等の確認、
術前中止薬の患者への説明、医師・薬剤師等により事前に取り決めたプロトコー
ルに基づく術中使用薬剤の処方オーダーの代行入力(※)
、医師による処方後の
払出し
イ 手術中における、麻酔薬等の投与量のダブルチェック、鎮痛薬等の調製
ウ 手術後における、患者の状態を踏まえた鎮痛薬等の投与量・投与期間の提案、
術前中止薬の再開の確認等の周術期の薬学的管理
(※)「代行入力」とは、医師が確認・署名等を行うことを前提に、医師以外の者

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Ⅱ 資料編 161