令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集) (176 ページ)
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出典情報 | 令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集)(5/24)《日本医師会》 |
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⑫ 各種手術等において術者に器材や医療材料を手渡す行為
各種手術(例:整形外科、心臓血管外科)、各種検査・処置(例:心・血管カテー
テル検査・治療、内視鏡検査・治療、中心静脈カテーテル留置、胃管挿入)におい
て、必要な器材や医療材料を準備し、術者である医師等に手渡す行為については、
清潔区域への立入り方法等について医師・看護師の十分な指導を受けた臨床工学技
士を積極的に活用することが考えられる。
⑬ 生命維持管理装置を装着中の患者の移送
生命維持管理装置を装着中の患者の院内での移送については、生命維持管理装置
のアクセスルート(例:人工呼吸の気管チューブや (&02 装置の脱血・送血カニュ
ーラ)の抜去等がないよう特に配慮する必要があり、生命維持管理装置の操作や保
守点検を担っている臨床工学技士を積極的に活用することが考えられる。
7) 理学療法士
リハビリテーションに関する各種書類の記載・説明・書類交付
リハビリテーションに関する各種書類については、作成責任は医師が負うこととさ
れているものについても、医師が最終的に確認又は署名(電子署名を含む。)するこ
とを条件に、理学療法士が書類を記載することや、当該書類について患者等への説明
や交付を行うことは可能である。
8) 作業療法士
① リハビリテーションに関する各種書類の記載・説明・書類交付
リハビリテーションに関する各種書類については、作成責任は医師が負うことと
されているものについても、医師が最終的に確認又は署名(電子署名を含む。)す
ることを条件に、作業療法士が書類を記載することや、当該書類について患者等へ
の説明や交付を行うことは可能である。
② 作業療法を実施するに当たっての運動、感覚、高次脳機能(認知機能を含む)、
$'/ 等の評価等
作業療法士が、作業療法($'/・,$'/ 訓練、職業関連活動の訓練、福祉用具の使
用等に関する訓練、退院後の住環境への適応訓練、発達障害や高次能障害等に対す
るリハビリテーション、等)を実施するに当たって、医師との適切な連携の下で、
生活状況($'/、,$'/、本人の趣味・興味・関心領域等)や生活上の課題を聴き取り
等で把握するとともに、運動、感覚、高次脳機能、$'/、,$'/ 等に関する評価を病
院または診療所および医療機関以外の患者の生活の場で行うことも可能である。作
業療法士は、その結果を医師に報告する必要があり、その報告の結果に基づく患者
の状態の診断については、医師が行う必要がある。
9) 言語聴覚士
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