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令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集) (179 ページ)

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出典情報 令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集)(5/24)《日本医師会》
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タスク・シフト/シェア

③ 切断者への断端管理に関する指導
義肢装具士が、断端管理に関して、患者に対して拘縮予防、断端の浮腫抑制方法
等について指導を行うことは可能である。
) 救急救命士
① 病院救急車による患者搬送の際の患者観察
搬送患者が重度傷病者である場合に、病院救急車による患者搬送の際に同乗し、
当該患者の血圧、脈拍、酸素飽和度、体温を適時測定し、状態の変化を観察する業
務については、救急自動車等による重度傷病者の搬送に関して必要な知識や技能を
有する救急救命士を積極的に活用することが考えられる。
② 救急外来等での診療経過の記録
救急外来等での診療録について、作成責任は医師が負うこととされているが、医
師が最終的に確認し署名(電子署名を含む。)することを条件に、救急救命士が記
載を代行することは可能である。
③ 救急外来での救急患者受け入れ要請の電話対応
消防機関からの救急患者受け入れ要請に対して、患者の状態等の情報について電
話で聴取等を行う業務については、救急自動車等による重度傷病者の搬送に関して
必要な知識や技能を有する救急救命士を積極的に活用することが考えられる。
) その他職種にかかわらずタスク・シフトシェアを進めることが可能な業務
以下に掲げる業務については、必ずしも医師が行う必要はなく、看護師その他の医
療関係職種のほか、医師事務作業補助者(「医師の指示で事務作業の補助を行う事務
に従事する者」をいう。
)等の事務職員が行うことも可能である。業務を行う上で求
められる専門性の程度や医療機関内の体制等に応じて、適切に役割分担を行う必要が
ある。なお、医師事務作業補助者等の事務職員が行う場合、院内の研修等により、必
要な知識を備えることが望ましい。
① 診療録等の代行入力(電子カルテへの医療記録の代行入力、臨床写真など画像の
取り込み、カンファレンス記録や回診記録の記載、手術記録の記載、各種サマリー
の修正、各種検査オーダーの代行入力)
② 各種書類の記載(医師が最終的に確認または署名(電子署名を含む。)すること
を条件に、損保会社等に提出する診断書、介護保険主治医意見書等の書類、紹介状
の返書、診療報酬等の算定に係る書類等を記載する業務)
③ 医師が診察をする前に、医療機関の定めた定型の問診票等を用いて、診察する医
師以外の者が患者の病歴や症状などを聴取する業務
④ 日常的に行われる検査に関する定型的な説明、同意書の受領(日常的に行われる

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Ⅱ 資料編 173