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令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集) (84 ページ)

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出典情報 令和5年5月 医療機関の医師の労働時間短縮の取組の評価に関するガイドライン(解説集)(5/24)《日本医師会》
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医師の労働時間短縮に向けた取組(プロセス)/2.1 医師の労働時間短縮に向けた取組の実施

厚生労働省

医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト / シェアの推進に

関する検討会 議論の整理

令和2年12月23日より一部抜粋

6.現行制度の下で実施可能な業務のうち特に推進するものについて
(1)職種に関わりなく特に推進するもの
職種毎の専門性に応じて、具体的には下記の項目のタスク・シフト /シェアを推進
する。具体例としてヒアリングを踏まえた項目を記載するが、その他の職種につい
ても、それぞれの職種の専門性に応じて同様にタスク・シフト /シェアを推進する。
なお、医療安全等の観点から、診療の補助に当たらないものについても、医師が
適切に関与することが必要である。
ⅰ)説明と同意
具体的には、看護師や診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、
視能訓練士、言語聴覚士等による検査等の説明と同意、薬剤師による薬物療法全般
に関する説明、医師事務作業補助者や看護補助者による入院時の説明(オリエンテー
ション)
、等
ⅱ)各種書類の下書き・仮作成
具体的には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションに
関する書類の作成・所見の下書きの作成、医師事務作業補助者による診療録の代行入
力、医師事務作業補助者による損保会社等に提出する診断書、特定疾患等の申請書、
介護保険主治医意見書等の書類、入院診療計画書や退院療養計画書等診療報酬を算
定する上で求められる書類、紹介状の返書などの書類の下書き、等
ⅲ)診察前の予診等
具体的には、看護師による診療前の問診や検査前の情報収集(病歴聴取・バイタル
サイン測定・トリアージ、服薬状況の確認、リスク因子のチェック、検査結果の確
認)、医師事務作業補助者の診察前の予診(医師が診察をする前に、診察する医師以
外の者が予備的に患者の病歴や症状などを聞いておく行為)
、等
ⅳ)患者の誘導
具体的には、看護補助者による院内での患者移送・誘導、診療放射線技師による放
射線管理区域内への患者誘導、臨床工学技士の患者の手術室退室誘導、等
(2)職種毎に推進するもの
職種ごとに特にタスク・シフト /シェアを推進すべき業務として、具体的に下記の
業務がある。それぞれの具体的な業務については、別添1の参考資料(略)を参照さ
れたい。
ⅰ)助産師
・ 助産師外来・院内助産
(低リスク妊婦に対する妊婦健診・分娩管理、妊産婦の保健指導)

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Ⅰ 評価項目の解説