よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-2   中期目標期間実績評価書(案) (134 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医学的に職場・自宅復帰可能である退院患者の割合
令和元年度

令和2年度

令和3年度

令和4年度

令和5年度

91.6%

90.7%

90.4%

93.2%

93.9%

(2)総合せき損センターの運営

(2)総合せき
損センターの運


【令和元~5年度共通】
・ 対象患者が、外傷による脊椎・脊髄損傷患者であり、肺炎、排尿障害、感染症、褥瘡などの様々
な病気を併発することが多いため、主治医に加え、関連する診療科の医師、リハビリテーション技
師、MSW、栄養士などが相互に連携して治療方法の検討、治療結果の評価を行い、より一層治療効
果を高めるよう努めた。

総合せき損セ

・総合せき損セ

ンターにおいて

ンターにおい

は、外傷による

て、受傷直後の

脊椎・せき髄障

早期治療から早

害患者に対し、

期リハビリテー



受傷直後から一

ションに至る一

貫してチーム医

貫した高度・専

療を的確に実施

門的医療の提供

することにより

に努めている

早期に身体機能

か。

・ 総合せき損センターにおいては、西日本一円から、受傷直後の外傷性脊椎・脊髄損傷患者をヘ
リコプターで受け入れた。
また、その分院である北海道せき損センターにおいても、北海道全域から、脊髄損傷患者など
をヘリコプターで受け入れ、受傷直後の早期治療から早期リハビリテーションに至る一貫した高
度・専門的医療を提供した。

の向上を図ると

・総合せき損セ

ともに、職業・社

ンターにおいて

会復帰後の生活

実践している高

の質(QOL)の

度・専門的医療

向上を図る観点

の手法などに関

から、自立支援

する研修会を開

機器の研究開発

催するととも

の実施及び普及

に、診断・評価、

やせき損患者に

看護訓練などの

関する高度・専

事例を紹介した

・ 脊髄損傷の治療に関する最新の知見を発信するための「せき損セミナー」(医師対象)と脊髄

門的な知見に係

冊子を配布して

損傷患者への看護方法を発信するための「せき損看護セミナー」(看護師対象)を開催した。

る情報発信に取

情報提供に努め

り組む。

るなど、せき損
医療に従事する
医療スタッフや
患者等に対する
支援を行うとと
もに自立支援機
器などの研究開
発及び成果の活
用を通じて対象
患者の職業・社
会復帰後の生活
の質(QOL)の

頸損患者及び高齢な患者が増える中、職場・自宅復帰までの一貫したケアに取り組んだ。

ヘリコプターによる緊急受入数




緊急受入数

(単位:件)

令和元年度

令和2年度

令和3年度

令和4年度

令和5年度

43

45

44

42

29

脊髄損傷の新規入院患者数




脊髄損傷の
新規入院患者数



(単位:人)

令和元年度

令和2年度

令和3年度

令和4年度

令和5年度

131

145

124

144

149

医学研究室において、慶応大学を中心としたヒト肝細胞増殖因子(HGF)を用いた新規脊髄損

傷治療の治験に参加した。


医用工学研究室や中央リハビリテーション部などにおいて、脊髄損傷者に対する日常生活の支

援活動として、生活機器や住宅改修相談(現地調査含)などの相談・支援活動を行った。


従前からの自立支援機器等について、「国際福祉機器展」などに出展して広報活動を行い、蓄

積したノウハウや開発機器等の普及・商品化に努めた。
【令和元年度】
・ 頸損患者向けスマートフォン操作補助装置「スイッチスマホコール」を商品化し、宣伝活動を行
うとともに受注販売を行った。
【令和2年度】
・ 車椅子側方移乗補助装置「スライディングボード」を商品化し普及活動を行った。
【令和3~4年度】
・ 「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」事業を通じてスライディングボード
の有効性評価を実施し介護者の腰椎への負担軽減に有効であることを検証するとともに、高齢者
- 132 -