資料3-2 中期目標期間実績評価書(案) (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》 |
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ち、同種災害の
害の再発防止対
再発防止対策の
策の普及に資す
普及に資する情
る情報につい
報について、安
て、厚生労働省
衛研のホームペ
における捜査状
ージ等で公表等
況、企業の秘密
を行っている
や個人情報の保
か。
護の観点に留意
しながら公表等
を行う。
上編集し、要約版としてホームページで公開した。
【令和元年度】4件
・ 「化学工場で発生した呼吸器疾患に関する災害調査」
・ 「劇場で発生した舞台装置でのはさまれ災害」
・ 「トンネル建設工事中に発生した切羽の肌落ち災害」
・ 「OAリサイクル工場における粉じん爆発災害」
【令和2年度】5件
・ 「漁船の揚網機で発生した巻き込まれ災害」
・ 「クレーンのジブの破損災害」
・ 「アルミ粉製造工場で発生した爆発災害」
・ 「合金鉄工場における高温物死亡災害」
・ 「ビル新築工事現場で発生した型枠支保工の倒壊災害」
【令和3年度】3件
・ 「テルハつりチェーンの破断災害」
・ 「下水道工事における水没災害調査」
・ 「農薬製造工場における中毒災害」
【令和4年度】4件
・ 「ジブクレーン上部旋回体の倒壊災害」
・ 「泥上掘削機の転覆災害」
・ 「係留中の土運船で発生した爆発火災災害」
・ 「トナー製造工場で発生した爆発災害」
【令和5年度】4件
・ 「クラブトロリ式橋形クレーンのワイヤロープ切断災害」
・ 「ビル建築工事現場で発生したアース・ドリルの転倒災害 」
・ 「鋳造用補助剤製造工場における粉じん爆発災害」
・ 「トンネル掘削中の爆発災害」
※公開された災害調査報告書の一例
・「テルハつりチェーンの破断災害」
破砕ガラスの入った約1.7tのかごをつり上げたところ、つりチェーンが破断し、作業員が死亡。定
格荷重は2tで、使用開始から8か月と短期で破断した。破断面の走査型電子顕微鏡での観察、疲労試
験、3次元弾性試験等の結果、揚程不足のため、過巻防止装置を改造した上通常と異なる方法で使用
し、過負荷がかかりチェーンが疲労破壊していることが判明し、定格荷重内でも不適切な改造や使
用方法が事故の原因となるため、法令に基づく適切な使用や安全教育の実施が再発防止につながる
ことを報告。
・「ジブクレーン上部旋回体の倒壊災害」
塔型ジブクレーンで荷をつり上げ、走行・旋回したところ、上部旋回体と下部走行体を結合してい
る旋回ベアリング取付けボルトが破損し、上部旋回体が落下するという災害が発生した。ボルト破
損部の走査電子顕微鏡(SEM)での観察による負荷荷重の調査の結果、ボルトの疲労破壊が原因と判
明し、定期自主検査において、ボルトに緩みがあった場合は増し締めし、伸び、折損、脱落が1本で
も発見された場合は、全てのボルトを新品に交換する必要性を報告。
・「トナー製造工場で発生した爆発災害」
トナー原料用粉体貯蔵ホッパー内で作業員が底のひもを外しホッパーに粉体(トナー原料)投入
作業を開始した直後に爆発が発生した。実際のトナー原料用粉体を用いた最小着火エネルギー測定
の実験による調査の結果、静電気放電による着火・爆発の可能性が高いことが判明し、全ての金属製
機器、装置、器具の接地・ボンディング(各接地極の電位差をなくす)の徹底、静電気対電防止用品
の使用等の必要性を報告。
・「クラブトロリ式橋形クレーンのワイヤロープ切断災害」
本災害はワイヤロープがかなりの長期にわたって繰返しシーブ(綱車)を通過したために発生し
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