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資料3-2   中期目標期間実績評価書(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》
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せて行う研究。

所(以下「安衛

下「協働研究」と

研」という。
)が

いう。)について

持つ労働災害防

は、さらなる統

止に係る基礎・

合効果を発揮す

応用研究機能と

るため、協働研

労災病院が持つ

究規程に基づ

臨床研究機能と

き、厚生労働省

の一体化による

の政策担当部門

効果を最大限に

との意見交換を

発揮できる研究

踏まえ、別紙1

を実施してきた

「令和5年度研

ところである

究一覧」のⅡの

が、当機構では、 研究に重点化し
日本バイオアッ

て実施している

セイ研究センタ

か。

ーが有する化学
物質の有害性の
調査研究機能
や、治療就労両
立支援センター
が有する予防医
療モデル事業等
で得られた知見
等も有している
ことから、第4
期中期計画にお
いては、安衛研
と労災病院との
協働にとどまら
ず、機構内の複
数の施設が協働
して行う研究
(以下「協働研
究」という。
)を
実施する。
研究テーマ

研究課題・テ

は、労働災害の

ーマについて

減少及び被災労

は、過労死等の

働者の社会復帰

防止等に関する

の促進に結びつ

研究、脊髄損傷

くことを目的と

等の予防及び生

・ 厚生労働省の政策担当部門との意見交換を踏まえ、過労死等の防止等に関する研究、脊髄損傷
等の予防及び生活支援策に関する研究、化学物質による健康障害の予防及びばく露評価に関する
研究等、労働災害の減少及び被災労働者の社会復帰の促進に結びつく研究課題・テーマにつき重
点化し、各年度の研究一覧のⅡで定められている7課題を実施した。


過労死等の防止等に関する研究
「病院における労働環境の実態把握及び円滑な業務運営につなげる安全衛生対策研究」(令和3
年度~令和5年度)を設定し、病院事務局職員の労働環境の実態把握と改善策の提案及び新型コ
ロナウイルス感染症の拡大の状況下における病院職員の精神的影響の把握とそれを踏まえた対策
の検討を目的として研究を開始した。
【令和3年度】
・研究分担者の所属する労災病院の事務局管理職及び機構本部の病院勤務経験者にヒアリング調
査を実施した。
・複数の労災病院(12施設)の職員を対象にCOVID-19とメンタルヘルスに関するアンケート調査
を実施した。
【令和4年度】
・研究分担者の所属する労災病院の事務局中堅・若手職員(計12名)にヒアリング調査を実施し
た。
【令和5年度】
・2施設の労災病院の事務局との調整を図り、事務職員を対象とした意見交換会を実施し、全て
の労災病院を対象としたアンケート調査及び外部モニター調査を実施した。
② 脊髄損傷等の予防及び生活支援策に関する研究
「せき損等の職業性外傷の予防と生活支援に関する総合的研究」(令和2年度~令和4年度)を
設定し、安衛研、関東労災病院及び横浜労災病院が協働して医療データ分析に基づく工学的対策
の検討、安衛研及び医療リハビリテーションセンターが協働して歩行支援機器の安全性、臨床効
果に関する検討及び歩行支援機器モデル構想の提案を目的として研究を開始した。
【令和2年度】
・複数の労災病院にて転倒症例データの収集・分析を行った。
・歩行支援機器の安全性・使用性向上のため、リスクアセスメントシートの改訂や介助者のため
の教材作成等を行った。
【令和3年度】
・転倒災害データの定量分析結果を論文化するとともに、新たな転倒災害防止対策の検討を行っ
た。
・歩行支援機器の安全性・使用性向上のため、安全チェックリストの改訂、MR(複合現実)教材を
作成した。
【令和4年度】
・国内外の歩行支援機器の現状を調査し、その結果から得られた課題を解決するため、機構モデ
ルを製作し、評価実験等を実施した。
【研究成果】
・転倒経験者のインタビューやRODEO Study(運動器外傷データ)を用いた受傷機転が「転倒」であ
る患者の属性、転倒発生状況等の関係について定量分析等を行い、小売業、飲食店の業態別労働災
害の特徴が得られたことから、その結果をまとめ、具体的な対策等を盛り込んだテキストを作成
した。
③ 化学物質による健康障害の予防及びばく露評価に関する研究
ア 「高分子ポリマー作業労働者における呼吸器疾患予防のための健康管理の手法に関する研究」
及び「アクリル酸系水溶性ポリマー吸入による肺の急性及び慢性毒性の発生機序の解明」
(平成29
年度~令和2年度)
アクリル酸系水溶性ポリマー(以下「ポリマー」という。)の吸入による労働者の肺病変の発生
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