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資料3-2   中期目標期間実績評価書(案) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》
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で粉じんばく露歴のない健康な70歳以上の男性を対象とした協力者公募を行い、30名より協力
を得ることができた。
・様々な化学物質を投与し肺疾患を誘発したラットの血漿サンプルを用いたメタボロミクス解析
の結果、9種類の脂肪酸アミドを含む脂質が有意な発現量の変化を示している事を明らかにし
た。
・その結果と連動し、疾患肺組織において脂肪酸アミド合成酵素であるPamの有意な発現量の減
少、及び脂肪酸アミド分解酵素であるFaahの有意な発現量増加が観察された。
④ 行動災害防止に関する総合的研究
ア 「小売業と社会福祉施設における転倒防止に関する研究」(令和5年度~令和8年度)
小売業と社会福祉施設の転倒災害の発生防止を目的に安全管理、作業者のスキル、作業環境の観
点で令和5年度から新たに研究を開始した。
【令和5年度】
・これまでに、すべりリスク簡易評価手法に関する研究について、小売業と社会福祉施設で用いら
れるような市販靴を対象に、油床面における摩擦係数の測定を行い、JISの測定条件に近い条件
における靴の耐滑性の評価を行った。
・人を対象とした実験・調査については3月に改めて倫理審査を受け、令和6年4月1日付で承認
された。
イ 「頭部外傷と脳損傷等を伴う重篤な行動災害の予防と被害軽減に関する研究」
(令和5年度~令
和8年度)
転倒発生後における外傷の予防策や被害軽減策を検討するため、特に頭部外傷と脳損傷等を伴う
重篤な行動災害に着目し令和5年度から新たに研究を開始した。
【令和5年度】
・人体傷害解析用シミュレーター(THUMSとLS-DYNA)を用いた解析を試行し、基本的な解析モデル
を構築した。また、人体ダミー及び計測システムを導入し、実験環境を整備した。
・年間1回程度、
協働研究協議
会、調査研究発
表会等を開催
し、協働研究等
に関係する施設
等の基礎研究者
と臨床研究者と
の間で活発な意
見交換や意思疎
通ができるよう
交流を図ってい
るか。協働同研
究協議会等の開
催や研究の進行
等に際しては、
電子(WEB)会議
システムなども

・ 過労死分野及び産業中毒分野において研究者会議を開催し、安衛研の研究者及び労災病院の研
究者のほかに機構本部役職員も加わり、意見交換や研究者間の交流を図った。
・ 安衛研と労災病院がこれまで取り組んできた研究内容等について、相互理解を深めることを主
な目的として、平成29年度から毎年調査研究発表会を開催し、基礎研究者(安衛研の研究者)と臨
床研究者(労災病院等の医師等)との間で活発な意見交換を行い、意思疎通を図ってきた。令和2
年度からは、労災病院や産業保健総合支援センター(以下「産保センター」という。)職員をはじ
めとする勤労者医療関係者や産業保健関係者等に対して安衛研やバイオの業務内容の周知を図
り、研究者間の更なる交流の促進も期待できることから、日本職業・災害医学会学術大会(以下
「職災学会」という。)の中に当該発表会に相当するシンポジウムを行う形で周知を行った。
【令和元年度】
・令和元年11月8日に調査・研究発表会を開催。
<出席者>
安衛研職員(基礎研究者、事務職員等)、労災病院職員(医師、看護師、臨床検査技師、診療
放射線技師、リハビリテーション技師 等)
、日本バイオアッセイ研究センター技術者、産保セン
ター所長、専門職等110人
<研究発表テーマ>
労災疾病等医学研究、プロジェクト研究等8課題
ポスターセッション:8課題
【令和2年度】
・令和2年12月5日発行の職災学会誌において、安衛研やバイオにおける研究成果等について抄
録発表を行った(令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、誌上開催)。
一般口演:5題
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