【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (116 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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(工夫・変更前)
施設
介護ロボット導入後の内容
(工夫・変更後)
工夫・変更の目的、目指すところ
• 身体が大きい方の上下肢を抱え
る移乗介助の回数が減少する。
• 身体が大きい方に使用し A の状
況を改善する。
• 2人の手が空くタイミングが
ずれると、利用者を待たせし
てしまう。
• 身体が大きい方の移乗介助が
お互いに負担である。
• 身体が大きく立位が難しい方
• 利用者、職員共に良好な関係に
の移乗介助は、利用者・介護者
なる。
共に負担である。
(上下肢を抱
える介助)
【利用者】
• 移乗時、身体を擦ってしまう
等、怪我の不安がある。大変そ
うな職員を見るのが精神的に
負担。
【介護者】
• 体重がある方、身長が高い方
の移乗介助はどちらも腰痛の
原因になる。
• 「体重」重さで腰への負担。
• 「身長」抱えづらく腰への負
担。
B6 施設
B7 施設
• 入所者のフロアは2F と3F に
分かれ、それぞれ約45名が
• 介護ロボット 2台の導 入を 機
に、日勤帯の職員配置を抜本的
• 2F と3F を行き来しなくて済
む、入所者の特性をより理解で
入所している。一方、職員につ
に改め、介護職員と看護職員を
きる(担当する入所者が半減す
いては、原則、2F に介護職員、
二分して、各フロアにほぼ均等
るため)
、どの職員がどこにいる
3F に看護職員が配置され、各
職員がフロアを行き来してい
に人員を配置した。例えば、2F
配置となった職員は年間を通し
のか見えやすい、連絡や伝達が
早まる等、介護業務の効率性と
る。時間的な無駄が多いだけ
て2F のみを担当することとな
情報共有の正確性・迅速化を高
でなく、動く職員と、そうでな
り、3F を担当することはない
める。
い職員の業務量にも開きが生
じていた。
よう変更した。
• 寝たきりで重度の入所者に
• 介護職員2人がかりで行ってい
は、ベッドから車いす、車いす
からベッドに移る際に、大き
た入所者の移乗について、介護
ロボットを活用し、原則、職員
入所者にとっての安全・安心な
移乗を図ることができる。また、
めのタオルを敷き入れ、介護
が1人で対応 するよう 変更 し
将来的には、こうした移乗が職
職員2人がかりで移乗してい
た。なお、介護ロボットの操作
員1人で対応できるとともに、
た。職員の足腰への負担やタ
オルを手放したときの落下等
に慣れるまでの間は、もう1人
の職員を一時 的に配置 して い
少ない人員でも同じ介護量をこ
なせる、ということを目指して
のリスクもあった。
る。
いく。
• 1人介助にて移乗介助を行
• 機器を有効に活用できるよう研
い、ご入居者・職員ともに身体
修を行い、安全に移乗介助が行
的・精神的負担が大きい。
えるようにする。
• 介護職員の身体的負担の軽減、
• 安全に1人介助を可能とする。
• ご入居の身体機能の低下によ
• 介護スタッフ、セラピスト、介
• 起立が困難でオムツ対応となっ
り、トイレ動作が困難となっ
護支援専門員を含めたカンファ
ているご入居者に、トイレで排
ている。
レンスの機会を設け、ご入居者
泄を行う事により、
QOL の向上を
の身体機能に合わせ、トイレ動
図る。
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