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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (153 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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内容
効果的な活用事例

詳細


伝えたい言葉と違う言葉を発する利用者において、排泄による訴えは尿量のデー
タを確認することで把握できるようになった。



おむつ交換による排泄ケアを行っていた利用者において、職員がトイレでの排泄
誘導を意識しトイレに誘導することで、利用者にとってもトイレでの排尿習慣が
ついてきた。



放尿があった利用者において、機器使用後適切なタイミングで誘導ができ、放尿
がなくなった。タイミングが良いと、本人もトイレに行きたかったと喜んでおら
れた。



知的障害のある利用者において、機器を使用することで尿意を検知することがで
きたことで、パッドに排泄することが減りトイレで排尿をする回数が増えた。

今後の機器活用へ

【利用者の選定】

の期待



選定前に機器を複数利用者で試してみてから選定をすると上手くいくと感じた。



トイレに行った後すぐにトイレに行きたくなってしまう等、排尿リズムがつかめ
ない方に使用したい。



尿意を感じるがコミュニケーションが取れない方はトイレの訴えが難しく、適切
なタイミングが把握しづらいので機器を使用したい。



転倒リスクがある方は事前に排尿タイミングを察知したい。



空振りだが、トイレによく行きたがる方に使用し、実際の尿量を把握したい。



トイレで排尿できているが、尿漏れがひどい方に使用し、排尿タイミングが適切
か確認したい。



尿が少しずつ出続ける方は排尿タイミングがつかめず、使いづらいと考える。

【パッドやおむつの選択】


今後はパッドから紙パンツに変更し、自立支援につなげていきたい。

【グループホームでの活用】


適切なタイミングで気持ちよく排泄できると認知関連の症状の維持改善につなが
ることを期待している。



転倒リスクがある方に対して、夜間、寝ている際に排尿リズムにあったタイミン
グで誘導したい。

【介護老人福祉施設での活用】


褥瘡予防、重症化予防のために使用したい。職員二人介助のケアで空振りが多い
方に合うと考える。おむつの使用量が減り、不快感の時間が少なくなると良い。

【在宅での活用】


在宅で、一人で一人の利用者を見ている方が使ったほうが使いやすいと感じる。
施設の場合、機器の担当を付けて、その方が装着し、データを分析するといった
方針の方が上手くいくと感じた。

【フロア全体での活用】


新入所者に機器を使用し、排泄のタイミングを短期で確認することは有用かと思
う。長期で、通知を基に誘導することは現実的でない。



複数人に機器を使用し、利用者それぞれの排泄タイミングを把握することで、定
時時間を見直し、フロア全体のオペレーション改善につながると感じた。

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