【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (209 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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詳細
とても気がつく介護助手であり、ユニットが3つあるため、随時大変そうなユニット
のサポートに入ってくれる。
ユニット型特養で職員の配置が少ないため、介護職員が個室で直接介護にはいるとフ
ロアに職員が不在の状態になる。その場合、介護助手はフロアの見守りにも対応して
くれるため助かっている。
間接業務について、効率的に作業をするための提案もしてくれる。
介護助手は、介護職員が後で対応しようと思って先延ばしにするような業務をサポー
トしてくれるため、精神的にも負担軽減になる。
コロナ発生時、介護助手に朝、昼、夕のアルコール消毒を丁寧に実施して頂いた。
【利用者対応】
介護職員は制服のトレーナーを着ているが介護助手はエプロンをつけており利用者
にも理解していただいている。介護助手の方が声をかけやすい雰囲気があるからか、
ちょっとしたことも利用者から声をかけてもらえており、介護助手も訴えに優しく返
していただいている。
嚥下体操等の夕方のレクを介護助手に対応いただいており、利用者とのコミュニケー
ションを最もとっていただいている。
おやつレクや食事レクなどにも介護助手の方に積極的に関与いただいている。
【業務に対する許容】
採用された介護助手が未経験のため、初めは見守りも「できない」と言われていたが、
業務に慣れてくると職員からの説明も聞きながらフロアでの見守りも対応いただけ
るようになった。日常的に職員同士の会話や指示内容を耳にすることで、注意が必要
な利用者等も把握し、意識して見守ってくれるようになった。
勤務開始直後は仕事を覚えられないことに対して申し訳なさが見えるが、仕事に慣れ
てくると解消されてくる。
業務に対して自信がついてきているようであり、さらに業務知識を深めるために介護
関連の現認者研修の受講を希望されている。
【モチベーション・意識・スキルの向上】
みなさん楽しく仕事してくれている。お礼を言ってもらえる仕事のため、働かせてく
れてありがたいと言ってくれている。
介護助手は自信・誇りを持って取り組んでいただいている。
介護助手もプロとして介護職員をサポートする自覚を持っている。
介護助手と介護職員は業務内容を分担しているだけであり、介護業務に対するモチベ
ーションは同等と考えている。
介護助手同士のつながりがあり、給与関係なく楽しく働いていただいている。
介護助手の面接をすると、ご自身の生きがいも求めているかたが多い。利用者、職員
とのつながりについて工夫をすれば、多方面に良い結果がでてくるのではないか。
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