【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (211 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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て、費用がかかるから介護助手は採用しないということはない。
経営面からいうとあまり変わらない。
最低賃金にもかかわらずレベル高く働いていただいておりありがたい。職員が少なく
ハードな業務であったが、介護助手の導入によってゆとりができた。
間接業務を担う介護助手に対する人件費増加を上回る効果を感じており、介護助手の
人件費は必要経費と判断している。
経費の増加も含めて効率化は重視しておらず、様々な立場の人が勤務していることが
逆に気持ちへの余裕につながっているように感じる。
介護助手採用の人件費の増加により施設として必要な費用は全体的に増加しており
介護職員の人数を絞るには至っていない。しかし、従来介護職員が担っていた多様な
業務の一部を介護助手に担っていただくことにより、今までできていなかった業務を
介護職員が新たに着手できるようになり、業務量として結果的に増加している状況で
ある。介護助手を雇った結果増加した費用に対して、他の職種の人件費の削減には至
っていない。介護職員の心理的負担が減っているため必要経費の一部と考える。
明確な費用対効果は感じていないが、さらに介護助手が増えると介護職員の直接介護
業務の時間が増加するため業務に余裕が出ると思う。
当初は人件費の補助も県からもらっていた。
募集に関する費用や初期導入についてはある程度費用がかかる。必要経費である。
採用・雇用にあたって補助金が多くあれば良いとは思うが、介護助手に勤務いただく
ことは、コスト面だけの取り組みではない。
人件費で介護助手の費用対効果を評価するのは難しい。介護職員で削減できた人件費
より介護助手採用で発生した人件費の方がはるかに大きいが、介護職員の負担軽減、
介護の質の向上のために介護助手を導入しているため、その目標は達成できている。
介護助手の導入効果を費用面だけでなく、人材の育成への寄与の観点を含めて総合的
に評価すべきである。
介護職員としての専門性を発揮していただくために介護助手を導入しているため、費
用対効果は重視していない。増加した人件費を超える効果を感じている。
介護助手の方
が不在になっ
た場合に想定
が生じるためケアに集中できなくなる。
される懸念事
項
直接介護が手薄になる。介護職員が次の業務を考えながら利用者のケアにあたる必要
全ての業務を介護職員が対応する必要から心の余裕がなくなり、利用者へのケアが雑
になってしまう。
職員の手が回らなくなる。職員の身体的負担だけでなく精神的負担も増加する。
介護職員の残業が増える、有給が取得しにくくなるということが考えられる。
職員の不平不満のもとになる可能性がある。
特に衛生面での質が落ちると思われる。トイレ、洗面所、床掃除などが介護職員だけ
では手が回らない。
業務負担が大きく、全てが雑になるのではないか。
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