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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (215 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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内容

詳細
任せる業務は何か、任せたことで余裕ができた自分たちがやるべきことは何か、を現
場職員に検討してもらった。現在介護助手の方々に勤務いただいており、介護助手側
も嫌な顔せず対応してもらえる。現場ではうまく機能している。
【施設内の人間関係】


同じユニットで過ごしていると、介護職員と介護助手がなれ合いになってしまう。常
に注意していかなければならないと感じている。



必ず、リーダーが会話するようにしている。難しい場合は職員にゆだねているが、う
まく伝えられない職員もおり、人間関係が難しい。

【意思疎通の課題・退職の要因】


現在、勤務いただいている介護助手の方々は、介護助手としてできることを対応いた
だいているが、以前利用者からトイレ誘導を頼まれても断らなければならないことが
心苦しいということで退職してしまった方がいた。介護職へのスキルアップを目指し
て欲しかった。介護助手でもスキルアップできる環境づくりが必要だと感じた。



面接の段階で介護補助業務をお願いしたいと伝えていたつもりだったが、本人が理解
しておらず退職してしまったケースがあった。



長続きしない方もいる。相互に思っていることの相違があったことが原因と思う。



採用時からすれ違っていることもある。



面接での説明と現場での業務に齟齬があるということでやめてしまったかともいる。



介護助手に対する介護職員の理解が浅く、介護助手と介護職員のコミュニケーション
エラーが発生したり、介護職員の言い方がきつかったりすることがあった。介護助手
に担っていただく業務は導入当初から限定していたものの、職員間で共有できておら
ず、業務外の依頼を介護助手に対して行うこともあり介護助手が混乱されていた。介
護助手導入当初は介護職員への情報の共有ができていないことも多かった。現在は多
少改善されたものの、依然としてコミュニケーションエラーは発生している。

【業務内容の属人化】


業務を明確に区分していることでの弊害もあった。例えば、洗濯業務に携わっている
人が2名いるが、曜日を分けて配置している。お互いに会ったことがない。よって、
業務のやり方や、職員からの指示の理解について、ちょっとしたすれ違いがあった。

【急な休みの発生】


子育て中の方の場合、子供の都合で急な休みが発生して、業務が中断することがある。



年齢層が高くなるにつれて、指示内容が受け入れられない方もいる。

【採用希望と応募者のアンマッチ】


必要としている時間、日数にマッチする介護助手の採用が難しい。



一般企業を定年退職した方が、ドライバー兼介護助手として勤務している。今後、高
齢により退職してしまうことがリスクと感じている。



募集する際、勤務時間帯や日数などもう少しバリエーションを複数もって採用につな
げていくようにしたい。採用時にワンパターンの採用になってしまった。

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