【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (214 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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評価
年配の方が介護助手として勤務しているため、折り紙や編み物など、利用者と一緒に
やってくれている。介護助手とのコミュニケーションを通じて利用者の心の余裕に繋
がっているのではないか。介護助手の方が若い職員よりも話しやすい雰囲気がある。
コロナで外出等ができないが、施設敷地内でミニトマトを育てる、花壇を耕すやなど、
利用者と介護助手が一緒に行っている。
利用者と職員の1対1だけでなく介護助手を通じて利用者同士でも話をすることが
できている。
一部の要介護度の重くない利用者は洗濯物を運ぶ、片付けるなどを介護助手と一緒に
作業できている。
利用者が介護助手と一緒にタオルを畳む等の作業に参加してくれるようになった。
介護助手が同じ地域の方だと、利用者と地域内の雑談などもしているのを見かける。
週に 1 回書道のレクがあり、今まで介護職員が準備していたため、他の直接業務が落
ち着いてからしか対応ができなかった。介護助手にレクの準備・片付けを担っていた
だくことでレク前後の時間に余裕が生まれ、ゆっくり活動できる時間が確保できた。
利用者の方には参加しやすい状況を提供できていると思う。
現状の介護助手一人では他の業務で余裕がないため、社会参加の変化までもたらすほ
ど勤務していただくのは難しい。
職員が多忙でありなかなかレクが実施できないことも多い。介護助手がレクも担当し
てくれているため、体を動かしたい利用者などにとっては助かっている。
お花の手入れ等は忙しい場合手が回らないが、介護助手が入ることによって利用者が
自ら実施する作業へのさりげないフォローにより、利用者自身でできることが増えて
いる。
レクリエーションの頻度が増えた(ホールから歌声が良く聞こえてくる、制作物の頻
度が増えた)。
要介護度の低い利用者とのレクリエーションを介護助手が主に担うことで要介護度
の高い利用者へのフォローを介護職員が丁寧に行えるようになり、利用者が状態像に
合わせた社会参加が可能になった。
その他として、以下のような意見があった。
内容
詳細
介護助手採用・ 【介護助手に対する施設内の許容】
教育等におけ
る課題、失敗談
介護助手という職種・役割はまだ現場では浸透していない。導入当初は介護業務がで
きない人を採用することに反対する職員もいた。自分たちの手の回らない部分の業務
を担っていただく職種であることを説明し、自分たちができていない業務の洗い出し
をするチャンスではないかと投げかけた。業務の洗い出しをしたうえで、介護助手に
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