【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (78 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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全床
カテゴリ
心理的負担
主な意見
担当範囲が広がることに加え、普段は担当していないユニットを見なけ
ればいけないことも不安の要因だった。見守り機器があることで不安は
一定軽くなったが、トータルとしての負担は大きかった。
事後調査の人員配置は疲弊するという意見が現場職員から多く挙げら
れた。
特に主担当職員の精神的負担が大きかった。全床導入の人員配置を長期
間続けていたら、体調を崩す職員もいるかもしれない。
すべての情報が入ってくるため、すべてに対応しないといけないという
ストレスがあるようだ。
サポーター職員が配置されていることによって主担当職員の精神的負
担は削減されたようである。
主担当職員の身体的負担はあったが、全利用者を見守り機器で状況確認
できる点で職員の気持ちが楽になっているようであった。
身体的負担
見守り機器の情報を確認してから訪室するようにしたため、職員のフロ
ア間移動の手間を上回る効果があった。(実証対象エリアが複数フロア
に跨っている施設)
実証前は、夜勤 1 回あたりの歩数が 1 万 8000 歩程度だったが、見守り
機器導入後の歩数は 1 万歩弱程度に減少、夜勤時の移動による負担が
軽減。
図表 VI-64 「オペレーション変更後のケアの質の維持向上、担保について」に関する主な意見
区分
カテゴリ
新規
端末での見守り
主な意見
普段は巡回時に利用者が不穏になることも多かったが、見守り機器で
利用者の室内の様子を把握できるため利用者が不穏になる頻度が減
少、職員の心理的負担も減少。
ケアの質の維持
向上、変化
見守り機器(カメラタイプ)の記録をもとに利用者にとって使いやすい
ポータブルトイレの位置を検討し、再設置できた。
利用者の動きを見守り機器(カメラタイプ)の動画で確認し、居室内の
レイアウト変更や、より適切な場所へのベッド柵を設置することによ
り、事故を未然防止。
熟睡時に訪室する回数が減り、排泄介助時に利用者が不快感を示すこ
とが少なくなった。
追加
排泄支援
おむついじりや衣類いじりをされる利用者の様子を見守り機器(カメ
ラタイプ)で早めに検知でき、リネンが汚れる前に対応ができた。
普段、居室内のトイレ使用時に訪室すると怒られたが、見守り機器でい
つトイレに行っているか訪室せずとも把握できるようになった。
対象利用者に対しておむつ外し・弄便行為のタイミングの把握(見守り
機器(バイタルタイプ)による呼吸数の経時確認)を試みたが、利用者
のおむつ外し・弄便行為を未然に防止することは難しかった。
睡眠の質の確保
不要な訪室が無くなり、安全・安眠を守ることができた。
見守り機器導入により職員の訪室回数の減少とナースコールの音や光
が軽減され、利用者が休める時間が少し増えているのではないか。
見守り機器を導入している利用者への訪室回数の減少により、同じ居
室の見守り機器未導入の利用者の睡眠時の負担が軽減。居室内で見守
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