【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (270 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ヒアリング調査結果
実証を完了後、施設へのヒアリング調査を実施した。調査結果の概要は以下のとおり。
オペレーション変更で掲げた機器導入の目的・方針の達成状況として主に以下の意見があった。
内容
機器の使用
詳細
見守り機器:ベッドにセンサーマットを使用し、利用者の健康状態を管理でき、また、
トイレのドア等のセンサーにより入室の確認や、室温・湿度についても管理できるも
の。現在は5名の利用者に使用している。導入当初は、目視の確認ができなくなるこ
とへの抵抗もあったが、考え方を変えて現在は 24 時間管理することができるメリッ
トを念頭に利用している。
おむつ:おむつ使用者には全員使用している。吸収率が高く、肌触りが良い。全体的
に夜間の訪室回数の適正化に資したと思う。
オペレーショ
従前の業務負担が減少し、気持ちのゆとりにもつながった。
ン変更による
今後は空いた時間をどのように効率的に使用できるか検討していきたい。
オペレーショ
機器を使いこなすのに慣れているスタッフとなれていないスタッフがいた。
ン変更の達成
インカム、ライフリズムナビの本質的な意味は分かっていても使い方が難しいようで
効果
度
あった。使いこなせるようになれば今以上に使い勝手が良いのではと思う。若いスタ
ッフは慣れていて早く呑み込めたが、あまり使わない方は飲み込みが遅かったという
イメージ。
使い慣れている方は 5-6 割ぐらいであった。
施設の構造(環境)として、電波が届きづらい場所があり、環境的な課題も多かった
が、使いこなせたら便利だと思う。
訪室の適正化
見守り機器の利用により、訪室回数を適正化でき、時間的にも、体力的にもよかった
点と思っている。夜間帯の業務効率が上がったと感じた。空いた時間をどのようなこ
とに使うのかを考えるのが次の課題。
夜勤帯の業務が適正化、削減されると、夜勤明けの対応が減り、結果として、日中帯
の業務の効率化にも資する。
インカムによ
る 1 対多の連
従前、ホーム全体での発信では、PHS を使い個々で連絡もしくは、リーダー経由でフ
ロアに伝達していた。
266