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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (204 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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内容

詳細


職員も介護助手も制服がなく皆自由な服装で勤務しているため、利用者からは介護職
員と介護助手の区別がつかない。利用者が介護助手にトイレ誘導等を依頼しても対応
できないため、
「トイレに連れて行ってくれない」という不満を訴える利用者もいる。



障害を持つ介護助手に対してハラスメント的な発言をする利用者がいる。



職種でユニフォームを変えているが、利用者にとっては何色を着ていても同じ職員と
みなしているため、介護助手に対しても職員と同様に声をかけてしまう。介護助手に
対しては利用者から声をかけられた場合は職員に伝えてほしい旨伝えているが、対応
してあげられないことにもどかしさを感じている介護助手もいる。

勤務上の課題

【業務対応能力】

【介護助手】



介護助手にも業務の効率性や利用者の生活を踏まえた対応をしてもらいたい。利用者
が寝ている時間に掃除をすることがあり、配慮した動きができないのは課題である。



日々対応している業務については問題ないが、職員からの指示がないと介護助手が動
けないことがある点は課題である。



介護助手も他の業務をしながら利用者の見守りをすることには対応いただけている
が、どこまでの業務を実施してよいのか、介護助手側も職員からの指示がなければ動
けないため、手持ち無沙汰の時間ができてしまうことが課題である。



想像と異なる業務(もっと介護に関われると想像していた場合が多い)の場合があり、
体力的にきつい等の理由で今までに 5、6 名退職している。



介護助手の方々にも個別レクにもかかわってもらいたいが、コロナ禍でなかなかそう
いった場がもてない状況である。



業務分担が課題になっている。主にリネン交換、食事の片づけを介護助手に依頼して
いる。入浴の準備、髪を乾かすなどもやっていただけると助かるが、どこまでやって
もらってよいか判断に迷うことが多い。



介護助手の業務を一律で決める場合、全ての介護助手が対応できる業務内容に留まる
ため、対応できない介護助手に業務内容を合わせることになる。手持ち無沙汰になる
介護助手も出てしまうことが想定される。



介護助手が自身の子供の都合で休みがちであり、土日や夕方以降に勤務していただけ
ないのが懸念である。



人によって対応できる仕事量に差がある。

【利用者への対応】


認知症利用者に対する接し方について介護助手への教育の必要性を感じている。



認知症への理解や関わり方についてもっと介護助手にも伝えるべきと感じている。認
知症も症状が多様なため、対応方法を把握する方が利用者からの不満も減ると思う。



利用者にも積極的に介護助手が声掛けをしてくれるため、コミュニケーションや人間
関係に問題はないが、仲良くし過ぎている感じは受ける(利用者と介護助手が同年代
のため話しやすいようである)。



介護助手の「利用者のために何かしたい」という思いが強いと介護助手自身が利用者

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