【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (207 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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詳細
【利用者の話し相手・見守り強化】
コミュニケーションが明確に増加した。
手薄になっていた見守りが密になった。
利用者によっては介護職員よりも介護助手の方が話しやすいようで、特に高校生等の
若い介護助手は利用者のよき話し相手になることが多い。
見守りの時間確保が難しかったが、間接業務を介護助手に担ってもらうことで、積極
的に介護職員が利用者の見守りや声かけをできるようになった。
介護助手が介護職の経験者のため、利用者への声掛けや、レクで一緒に歌を歌う等、
利用者とのコミュニケーションもとってくれる。
訴えがない利用者に対してもコミュニケーションを取りに行けるようになった。
【利用者の状況把握の改善と安心感の向上】
利用者も何か困ったことがあれば、介護助手に声をかけ、頼み事をするなどし、介護
助手が介護職員に伝えに行くなどの対応ができている。
洗い物を畳むなど、お手伝いをしてくれる利用者が数名いる。介護助手が把握してく
れており、時間帯を調整し、声掛けをして一緒に作業してくれている。
職員がバタつくことにより利用者が不穏になっていたが、介護助手の存在によって利
用者も落ち着いた。
目的・方針の達
【精神的負担の軽減】
成状況
【介護職員】
18 時まで介護助手がいる。夕食の片付けも担ってくれるため、職員は就寝介助に注力
でき、心に余裕を持てている。
介護助手に間接業務を任せることで、介護職員が利用者との関わりを多く持てるよう
にすることを目標としていた。実際に、介護職員の負担軽減に繋がり、気持ちに余裕
を持って利用者への対応ができるようになった。
これまで介護職員が対応していた業務について、介護助手に依頼すると、嫌な顔せず
対応してくれる。介護職員の心理的負担も軽減され、心に余裕をもってケアができる
ようになった。
認知症の方がフロアにいると目が離せないが、おむつ交換でフロアから離れる際、介
護助手がいることで、安心して丁寧に排泄支援が行える。
施設では食事の調理も一部必要であり、かつ、洗い物も多く出るため、介護助手が対
応することで、介護職員は別の業務(入浴支援など)が実施できる。気持ちの面でも
余裕をもってケアにあたることができている。
介護助手導入前は業務に追われることで発生していた精神的負担が軽減し、心に余裕
が生まれた。
職員間のコミュニケーションがゆっくりとれるようになったことは効果である。
【身体的負担の軽減】
環境整備を介護助手が担ってくれるため、職員の身体的負担は大きく軽減された。
下膳に労力がかかっていたため、介護助手に担っていただくことで職員の負担軽減に
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