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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (156 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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5.

実証結果:介護業務支援

(1)
施設

オペレーションの変更
通常(現在)の内容
(工夫・変更前)
• 地域交流サロン(約 60 ㎡)を
施設中央に挟み、
2 ユニットワ
ンフロアの施設形態のため、

介護ロボット導入後の内容
(工夫・変更後)

工夫・変更の目的、目指すところ

• 複数のコール対応や入居者対応 • スムーズな協力体制やグループ
が必要な際には、インカムを通し
て応援対応依頼を行う。

対角線上にある端と端の居室

内の情報共有が確保できること
により、特に夜勤職員の身体的・
精神的負担の軽減を図る。

へは直線距離で約 34m、実際
に歩く距離としては約 50mあ
り、直接職員が声を掛け合い
D1 施設

対応している。
• 日々の記録について、簡単な
内容についてはタブレットを

• 記録の時間に要していた時間の • インカムを使用した音声入力が
軽減。

できることにより、手入力が負担

使用し入力を行っている。

• 現状の PC 手入力からインカム使

• 生活の様子や特変事項等長文
については PC 入力を行って

用をメインへと変更とする。

に感じる職員の業務負担及び精
神的負担軽減へとつながる。

いる。
• 現在は、ヒヤリハット時や、家
族との面会したとき、その人

• インカムを使用して会話やその • 記録に残しやすい会話や、話し方
時の様子を残して置けることで、
にする。

の暮らしぶりがわかることな
たってから記入することが多
い。思い出しながらの記録に

長文を打ち直す必要がなく、時間 • 空いた時間で、利用者とのかかわ
や状態が正確に記入できるよう
り、休憩時間の確保、清掃などの
にする。プライバシーに配慮し
環境整備を行っていく。
て、本人や他入居者のいない場所

なるので、内容があいまいに

で行う。

ど、長文になる記録を、時間が

D2 施設

なることがある。
• バイタルや食事摂取量をメモ

• スマートフォンに、バイタル測定 • 記入漏れや2度手間が防げるよ

に残して、パソコンに入力し

時や下膳したタイミングで入力

ており、記録もれがあったり、
2度手間になっている。

する。

うにする。

• ユニットの介護士や看護職、

• 情報共有の精度を向上させる

• ユニット内の他の介護スタッフ

また事務所との間で情報共有
や応援依頼をスムーズに行う

ために、音声での伝達だけでな
く、文字起こし機能を使用する

に対する情報共有や応援依頼に
関して、精度の向上と更なる時

ために、Wifi 型インカムを使

ことによって、聞き逃した場合

間コストの短縮を目指す。

用していた。

の再確認やタイムスタンプ機
能を活用していく。出勤者は過
去のチャットを確認するルー

D3 施設

ルを設けることで申し送りノ
ートを廃止する(申し送りその
ものは廃止済)。看護職や事務
所との連携はPHSの使用に
変更する。
• 簡単な記録入力はタブレット
とスマートフォンを使用し

• 一括入力が可能な記録には従
来通りタブレットやスマート

152

• 時間短縮はもとより、記録の洩
れを少なくし、記録内容の正確