【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (40 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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動」の合計時間を、事後調査時点での機器の導入率別(①0%~15%未満、②15%以上~60%未満。③60%以上
~100%未満)で比較を行った。
「直接介護」及び「巡視・移動」の合計時間は、導入率が 15%以上 60%
未満であった施設では事後②において約 14 分減少し、導入率 60%以上 100%未満であった施設では事後
②において約 52 分減少した。なお、本集計では、事後調査時点での機器の導入率別の比較であり、事前
調査時点での機器の導入率は図表 VI-5 を参考されたい。
図表 VI-20 見守り機器の事後導入率別でみたタイムスタディ調査の結果(夜勤職員 1 人 1 日(600
分)あたりの「直接介護」および「巡視・移動」の時間)
事後導入率 15%未満:事前 n=107、事後①n=96、事後②n=98
事後導入率 15%以上 60%未満:事前 n=79、事後①n=76、事後②n=77
事後導入率 60%以上 100%未満:事前 n=44、事後①n=42、事後②n=38
令和4年度の実証結果として、横軸を見守り機器の導入率に、縦軸を夜間 600 分に占める「直接介護」
と「巡回・移動」時間の合計時間をプロットした散布図を図表 VI-21 に示す。青色のプロットが事前の
結果、オレンジ色のプロットが事後②の結果である。
令和4年度の実証結果について、新規・追加実証において事前と事後を比較した 28 施設について、17
施設においては機器の導入により「直接介護」及び「巡回・移動」の合計時間が減少した。一方で、11 施
設においては「直接介護」及び「巡回・移動」時間合計数が約 10~32 分(割合にして約 5%以内)程度
上昇した。
「直接介護」と「巡回・移動」時間が増加した 11 施設について、タイムスタディ調査の記録をもとに
確認したところ、事前調査と比較して事後②調査で「巡回・移動」
、
「移動・移乗・体位変換」、
「排泄介助・
支援」
、
「行動上の問題への対応」のいずれかもしくは複数の時間数の増減が見られた施設が多かった。事
前調査と比較して事後②調査で「巡回・移動」時間が増加した施設は 7 施設あり約 6 分~45 分増加、減
少した施設は 4 施設ありほぼ変化なしか約 2~12 分減少していた。
「移動・移乗・体位変換」が増加した
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