【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (91 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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1.
実証概要
(1)
実証目的
厚生労働省が示している「介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン」に基づき、介
護現場における課題に応じた機器導入・効果的なオペレーション変更等、実証計画の立案を行い、目的と
する効果(ケアの質の向上、職員の負担軽減、業務効率化)に対する検証を行うことを目的として、実証
を行った。実証から得られたデータの分析等を行い、次期介護報酬改定の検討に資するデータ等を整備す
るとともに、実証より得られた結果に基づき、
「介護ロボットのパッケージ導入モデル」として一連の取
組事例を整理し、事例集を作成した。
(2)
実証仮説
パッケージの実証においては、移乗支援(装着型)及び移乗支援(非装着型)、排泄支援、介護業務支
援複数の 4 区分において、実証を行った。機器導入に伴い、介護業務オペレーションを変更することで、
どの程度のケアの質の向上、業務効率化、職員の負担軽減が可能かを検証した。
具体的には、下表において、実証区分別に、課題や効果を想定し、それらに対応する評価項目に沿って、
実証を行った。
図表 VII-1 実証区分に応じた想定される課題、効果、主な評価項目
実証区分
移乗支援
(装着型)
想定される課題
想定する主な効果
職員への効果
日中ベッド上で過
談話室等での会話
腰痛予防につなが
利用者の情報(要
ごしてる利用者の
の機会が増える、
る(身体的負担軽
介護度、障害高齢
行動範囲を拡充
日中離床している
減)
者の日常生活自立
移乗介助の身体的
時間が増える(自
負担を低減
立支援)
1人で移乗支援が
可能となり業務時
怪我(内出血)等が
間が削減される
減る、利用者の発
移乗支援
(非装着型)
主な評価項目
利用者への効果
度、ADL 等)
夜間の覚醒(離床)
回数、移乗支援の
回数
語が増える、表情
職員の業務時間・
が豊かになる(ケ
業務内容(タイム
アの質の確保)
スタディ調査)
日中ベッド上で過
談話室等での会話
腰痛予防につなが
ごしてる利用者の
の機会が増える
る(身体的負担軽
行動範囲を拡充
(自立支援)
減)
移乗介助の身体的
怪我(内出血)等が
1人で移乗支援が
負担を低減(抱え
減る(ケアの質の
可能となり業務時
上げでの移乗支援
確保)
間が削減される
を実施しない施
設)
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