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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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事前、事後①②を比較すると、トイレで自力で排尿できた割合みると、事前では 43.9%、事後①では
61.8%、事後②では 55.0%であった。事前と事後①及び事後②で比較すると、トイレで自力で排尿でき
た割合が増加した。
図表 VII-57 トイレで自力で排尿できた割合(%)
(n=16)

事前・事後①・事後② n=16
※n数は利用者数。
※機器の使用時間のみを対象。事前は事後①の機器装着時間として集計。
※トイレで自力で排尿できた割合について、排尿回数の内トイレに自力で排尿があった回数の割合で算出。

(7)

ヒアリング調査結果

実証を完了後、施設へのヒアリング調査を実施した。調査結果の概要は以下のとおり。

内容
使用頻度/場面

詳細


日中帯に使用し、定時でのトイレ誘導から通知を基に随時で誘導した。



日中帯(ある期間は一日中装着)に使用し、定時でのトイレ誘導時間についてデー
タを基に変更した。

使用上の課題



日中や夜間帯に使用し、定時でのパッド交換の時間についてデータを基に変更した。



事後②の前後、認知状態や ADL が悪くなり、機器を自身で取り外し無くなってしま
うことが増え、職員の負担が増えた。



皮膚のたるみがあると機器装着位置が難しい。装着位置が決まるまで、1~3 か月程
度かかった。



シーツ交換は排尿だけでなく排泄によるものが大きく、空振りが減ったことは良か
ったが職員の負担という面ではあまり変化はなかった。

使用上の工夫

【機器の装着位置の工夫】

(ルール決め



等)の実践

機器の装着位置について、データを見て上手く膀胱をとらえていない場合は、位置
をずらしてデータを確認することを繰り返すことで適切な位置を探し、職員同士で
装着位置を都度共有した。



メーカーにデータを見ていただき装着位置等を調整した。



スポット尿測定等を活用して、データと照らし合わせながら装着位置を決めた。

【トイレ誘導の工夫】

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