【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (208 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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詳細
繋がっている。その分、介護職員は他の業務に回すことができている。
【直接業務への専念】
介護職員が直接介護に専念する時間は増えている。
職員の業務内容において、リネン交換等の時間が非常に多くかかっていた。それらの
業務を介護助手が担うことで、利用者からの聞き取りなど丁寧に時間をとって実施で
きるようになった。
利用者の見守り強化や介護記録の時間に割けるようになった。
介護職員が本来の介護に専念する時間が増えた。
【休暇取得・残業時間の改善】
直接介護に携わる時間が決まっているため、間接業務が減ることで残業時間が減るこ
とはない。
介護助手への依頼内容は補助的な作業に留まるため、休暇取得まではつながらない
が、通常よりも食事介助が早く終われば、その後の業務も早く終了できて残業は減っ
ている。
間接業務をお願いできることで、休憩や有休をしっかり取れる。
今まで業務時間外に開催していた会議を昼間の時間に開催できるようになった。
残業や有休などの勤務状況は特に変化がなかった。
残業時間の改善は大きくないが、業務に対する精神的負担軽減が一番大きかった。
記録作成のために発生していた残業時間は減少した。
介護助手の勤務時間は 16 時までのため、介護職員の残業時間削減にはなっていない
が、業務時間中は心に余裕が持てるため、入浴支援も普段より時間をかけて対応でき
るなどケアの質の面で効果を感じている。
目的・方針の達
【介護助手の能力に応じたやりがいの獲得】
成状況
【介護助手】
高齢の介護助手にとっては、負担の大きい作業は大きな負担となっているものの、責
任感があるため依頼したことはしっかりやってくれる。
高齢の介護助手が多いため、あれもこれも依頼すると負担になってしまう。できるこ
とを時間内にやっていただくことで十分である。
状況によってはできないことや、時間が過ぎてしまうこともある。できなかったこと
は職員に引継ぎをしてもらっているが、みなさん一生懸命やっていただいている。
障害のある介護助手にレクの企画・実施を依頼しており、介護助手自身もやりがいを
もって対応している。
現在勤務いただいている介護助手の方々は、皆スキルが高く、介護助手がやっていい
こと、悪いことの見極めもできている。
【施設内全体のサポート】
介護職員が多忙であるのに対して介護助手自身ができることが少ないため、空いた時
間に何かできないか頻繁に確認・声掛けをしていただける。
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