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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (169 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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内容

詳細


削減できた記録の時間帯に職員がフロアにいながら、利用者と対応する時間も増え
た。



削減できた記録の時間を他の行事の計画書の作成等に回すこともあったが、全体的
なコミュニケーションの時間も増えている。

インカム使用の



具体例

インカムについては施設内だけでなく、通院の付き添いのときにも活用した。また、
夜間のときの職員の応援要請のときにも活用できた。利用者から目を離さず、応援
を呼べることはリスクの軽減にもつながると感じた。



看護職員から全体の介護職員へ一斉周知等を行う際には、従来の PHS よりインカム
の方か効果的であった。



インカムが文字起こしと録音を伴うものであったため、素早い会話のラリーには向
いていないが、スマートフォンを取り出さなくても呼び出しができるところは良い
と感じた。



浴室から遠く離れた他のフロアの職員の呼び出しの際に有効であった。



相談員からの全フロアへの周知の際に役立った。



感染症のクラスター発生のシミュレーションの際にインカムが役立った。今後、マ
ニュアルにもインカムの使用を位置付けていく予定である。

使用を想定して



いたが、活用で
きなかった場面

間食の記録については、間食の種類(パン、お餅、お菓子など)を音声入力するこ
とが難しかったため、従来のタブレットでの入力を続けた。



コロナのクラスター発生により派遣職員の入れ替わり等が激しく、施設全体の職員
が使いこなすまでには至らなかった。入れ替わりが少ない夜勤職員の方が比較的使
いこなせた。

外国人による利



インカムについて夜間の緊急時に活用したかったが、緊急対応が発生しなかった。



元々、IT の知識をもっている外国人職員が使用したため、一度説明しただけですぐ

用有無

に覚えてもらえた。


7名ぐらいの外国人職員が在籍しているが、導入最初は苦戦したが、慣れると問題
なく記録できた。説明書が日本語のみであるが、日本語が上手な職員がまず理解し、
他の外国人職員に伝える形で広めてもらえた。特に字を書けなくても記録ができる
ことはメリットであった。今までは外国人職員のメモを日本人職員が代わりに入力
することがあったが、その手間も削減できた。

内容
組み合わせによ

詳細


る効果

見守り機器とインカムを連携して活用していたが、スマートフォンの電池の消耗が
早かった。

内容
うまくいかなか

詳細


ったこと、課題、
失敗談

インカムを使用している複数の職員が同じ部屋内に集まるとハウリングすること
があった。音声入力についても文字起こしの精度が悪いことがあった。



文字起こしで誤字があり、パソコンで確認しながら誤字を直す手間が発生した。文
字起こしの結果を確認しなくても良い程度の精度になれば、より負担が軽減される

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