【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (223 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
内容
容(工夫・変更前) データを踏まえて実施しているが、どのようなケアの態様が、どのように介護アウト
カムに影響を与えているかという統計的な分析に基づいたケアまでは実施できてい
ない。例えば、夜間の睡眠状況については、ご利用者様が熟睡されているか、あまり
眠れていないかなどの状況を把握することも可能であり、日中の過ごされ方で睡眠の
質が変わってくることが経験則的にわかっているものの、どのようなケアが睡眠に影
響を与えているか、統計的なデータに基づいて導き出せている状況ではない。
そのため、ケア記録についても、ケアの改善に繋げるために必要十分なデータを取得
できているかは不明確である。
テクノロジー等
これまでの先行研究なども参考に、ケアの評価と改善の PDCA を実現するために、こ
の導入後の内容
れまで取得していたケア記録に加えて追加で取得が必要なデータを推測し、現場にお
(工夫・変更後) いてこれらの必要なデータの記録を行う。これらの記録と、複数の介護機器・センサ
ーを用いて記録したデータを合わせたデータ群を分析することで、介護アウトカムに
影響を与えるケア因子の特定を目指す。
このケア因子の改善を実施することで、ケアの質の向上を実現する。
介護オペレーシ
社会福祉法人等の介護事業者は、利用者の福祉を最大化することをその存在理由とし
ョンの変更にお
ている。そういった状況の中で、介護領域での生産性向上やテクノロジー活用を加速
ける目的と目指
していくためには、従来のケアの実施に比べ、こうした取組が利用者の生活の質を向
す姿
上していくということを客観的に示し、こうしたテクノロジー活用こそが、介護保険
制度の理念を実現するうえで欠かせないものであるという認識が共有されていると
いうように社会の姿を変えていくことが必要である。
こうした姿を目指すため、複数のテクノロジーとデータを活用することで、ケアの質
の向上を実現することができるということを客観的に示すことを目的とする。
調査項目として、タイムスタディ調査及び職員向けアンケート調査、利用者向けアンケート調査、その
他調査、ヒアリング調査を行った。なお、研究実証ではデータを用いた相関等の分析、実践実証ではタイ
ムスタディ調査及び職員向けアンケート調査、利用者向けアンケート調査、ヒアリング調査を対象とし
た。
①
タイムスタディ調査
タイムスタディ調査の調査項目では、
「業務内容」として 18 項目とした。
図表 IX-6 タイムスタディ調査 項目(社会福祉法人善光会)
№
1
項目
食事
219